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「春の円筒分水」演出、竣工70年記念し模型を展示/川崎

社会 神奈川新聞  2011年01月13日 23:13

「模型を家から運び出すときは、娘が嫁に行くような気分でした」と話す杉田さん=高津市民館
「模型を家から運び出すときは、娘が嫁に行くような気分でした」と話す杉田さん=高津市民館

国登録有形文化財である久地円筒分水(川崎市高津区)が今年竣工(しゅんこう)70年を迎えることを記念して作られた模型が、同区の高津市民館で展示されている。60分の1のスケールで再現し、12日にはお披露目式が行われた。

二ケ領用水竣工400年記念プロジェクトの一環。同プロジェクトの分科会が企画し、市民からの寄付で作られた。模型は幅43・4センチ、長さ1メートル、高さ60センチで、円筒分水の周りに立つ支柱の数を同じにするなど、忠実に作られている。化学繊維などで作られた桜も設置され、「春の円筒分水」を演出。水が循環する仕組みを断面で紹介し、備え付けられたボタンを押すと、分水された四つの堀などにランプが点灯する。

製作したのは、区内にある環境・防災コンサルティング会社「日本ミクニヤ」の杉田高弘さん(53)。杉田さんは5年前に円筒分水を調査したときに撮影した写真など基に、54日間かけて完成させた。継ぎ目から生じる水漏れ対策に苦心したという。杉田さんは「先人が考案した知恵を子どもたちに正しく伝えられれば」と話している。模型は同市民館で常設展示される。

同市民館では、22日に同区で開かれる「全国円筒分水サミット」に併せて、久地円筒分水や、全国各地の円筒分水の写真をパネル展示している。久地円筒分水の写真は、市民などから寄せられた91点を紹介。写真展は25日まで。

模型や写真展の問い合わせは、同区企画課電話044(861)3131。

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