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日産「多くの方に体験を」 ミニバンクラス世界初、自動運転セレナ

経済 神奈川新聞  2016年08月25日 02:00

24日から全国発売となった新型「セレナ」と国内販売担当の星野専務執行役員 =横浜市西区
24日から全国発売となった新型「セレナ」と国内販売担当の星野専務執行役員 =横浜市西区

 日産自動車(横浜市西区)は24日、自動運転機能「プロパイロット」を搭載し、6年ぶりにフルモデルチェンジした同社主力のミニバン「セレナ」を全国発売した。同機能は高速道路や自動車専用道路の単一車線でアクセル、ブレーキ、ハンドル操作がいらない自動運転を実現。量産・市販にこぎ着けたのは国内主要メーカーで初で、ミニバンクラスは世界初めて。同社幹部は「安全運転技術の進化の一環」と説明し、他車種での展開にも意欲をみせた。

 同日の説明会では、国内販売担当の星野朝子専務執行役員が「一人でも多くの方にラクで楽しい運転を体験してほしい、と高級車でなくファミリーカーの代表格から搭載する戦略をとった」と説明。購入の予約総数は明かさなかったが、自動運転機能付きグレードの予約が「想定の4割を上回り7割近い」と言及。月間販売目標は8千台という。

 1991年に発売した初代から累計150万台以上を売り上げたセレナ。5台目となる新型の設計では「近くに住む親や子どもの友人家族など日常の行動を共にする『家族』の範囲が広がっている。誰にも使いやすく楽しめる空間づくりに注力した」と担当者。

 8人乗りの同格のミニバンで最大級の室内長(約324センチ)と室内幅(154センチ)を確保。3列目の乗降性や車内からの見晴らしの向上ほか、狭い駐車場でも開閉しやすい二重構造の「デュアルバックドア」を搭載するなど工夫した。希望小売価格は、自動運転機能付きのグレードが約291万円からで非搭載が231万円から。グレード別は、ドア下に足先を入れるとセンサーが反応して自動開閉する量産車で世界初の「ハンズフリーオートスライドドア」も採用した。

 グローバル渉外や日本広報などを担当する川口均専務執行役員は「(自動運転機能が)量産車からの発売となったのはゲームチェンジャー的な要素で大きなチャレンジだ。セレナの販売がよければ(他車種への)横展開の要素もある。(自動運転は)安全のための進化の一環として、どんどん転換していくと思う」などと語った。


足先をドア下に入れるだけでセンサーが反応して開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」など独自技術を多く搭載する
足先をドア下に入れるだけでセンサーが反応して開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」など独自技術を多く搭載する

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