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ロープウェイ再開、喜ぶ声あふれ
観光客の列戻る 大涌谷一部規制解除から1週間

社会 神奈川新聞  2016年08月03日 02:00

大涌谷園地を訪れ、噴煙を眺める観光客=箱根町
大涌谷園地を訪れ、噴煙を眺める観光客=箱根町

 「噴煙の上がる様子を見られて満足。迫力満点」-。箱根山・大涌谷の規制の一部解除、箱根ロープウェイの全線再開から、2日で1週間を迎えた。大涌谷には夏休みを利用した家族連れらが多く訪れ、大涌谷観光の再開を喜ぶ声があふれた。それを迎える観光関係者からも安堵(あんど)の声が漏れた。

 県公園協会によると、この1週間、大涌谷園地の一般用駐車場には多い時で1日千台以上の利用があり、待ち時間は最大で約1時間半。箱根名物「黒たまご」を販売する「大涌谷くろたまご館」前にも連日、観光客の列ができた。

 土産物などを販売する「極楽茶屋」では絶え間なく訪れる観光客の対応に追われ、関係者は「ホッとしているし、ありがたい」とつぶやいた。新火口の写真パネルなどを展示する「箱根ジオミュージアム」には7月26~31日で計約1万1500人が来館。2014年度の利用が4万~4万5千人程度だったことから、長田茂館長は「驚いている」と目を丸くする。

 一方、ロープウェイの7月26日~8月2日の利用者は計約4万2千人。同社によると、火山活動活発化前と条件は異なるが、個人観光客の利用はほぼ平年並みという。

 一部規制解除に伴って新たに設けられた火山ガス対策では、園地内で二酸化硫黄が0・2ppm以上、または硫化水素が5ppm以上の場合、注意喚起の放送が流される。園地内の監視所の記録資料によると規制解除からこれまでに最も高い数値は二酸化硫黄で0・1ppm台、硫化水素で1ppm台で、基準まで達したことはないという。箱根町総務防災課によると、これまでのところ、火山ガスによる体調不良者は出ていない。

 町は今後、現在の火山ガス濃度を観光客らに注意してもらうため、濃度表示モニターの設置を本年度内に予定している。


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