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小田原遊具横転、調査公表
消費者庁「重り、風速計設置を」

政治行政 神奈川新聞  2016年07月21日 15:50

 小田原市の公園で3月に滑り台型のエア遊具が突風にあおられて横転し、子どもを含む13人が負傷した事故で、消費者庁は20日、調査結果を公表した。現場担当者が運営マニュアルで定められた風速計を携帯せず、設置・運営事業者から指示された数の重りも設置していなかったことなどが事故の直接原因と結論付けた。

 同庁によると、担当者は、気象庁が当日早朝に発令した強風注意報を把握しておらず、風速計も所持していなかった。また中止と判断した後、遊んでいる利用者をすぐに退去させなかった、とした。重りは事業者が14カ所に設置するよう口頭で指示したが、担当者が取り付けたのは8カ所にとどまっており、消費者庁は担当者に対する組織的な指導・監督が不十分だったと指摘した。

 同庁はエア遊具の風による事故を防ぐため、日本エア遊具安全普及協会が掲げる「安全運営の10カ条」のうち、特に(1)メーカー所定の重りの設置(2)注意報や警報の確認(3)風速計の設置(4)始業前点検リストに沿った確認-の四つの事項を徹底する必要があるとした。

 市も20日、同庁が示した対策の順守に加え、▽事前に事業者の安全対策を確認する▽指定管理者への監督を強化する-と発表した。

 事故は3月30日午後、同市の「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」で高さ約5メートルの滑り台が風で横転し、1~75歳の13人が負傷。同市では事故直前に最大瞬間風速10・8メートルの風が観測された。


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