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2016参院選戦い終えて
混沌の夏(6)党勢拡大「足元から」

政治行政 神奈川新聞  2016年07月20日 10:06

参院選後も駅頭に立ち続けている丹羽氏=15日夕、JR川崎駅東口
参院選後も駅頭に立ち続けている丹羽氏=15日夕、JR川崎駅東口

 参院選の投開票から1週間余。おおさか維新の会から出馬した丹羽大(39)は、落選後も駅に立っていた。有権者に時折声を掛けられ、笑顔で応える。だが「選挙の熱気はすっかり去ったようだ」と街の変化を感じ取ってもいる。

 公募で擁立され、地盤も地縁もない神奈川で「既存の政治を変えたい」と声をからした。街頭で若者らに話し掛けては一緒に写真を撮り、ネットメディアに投稿して「政治に関心を」と訴えた。

 空中戦に徹して21万8千票を獲得。大阪での行政改革の実績を訴えたおおさか維新の比例票も県内では31万票を集めた。丹羽は「有権者に『第三極』と認識されていた」とみる。旧みんなの党(2014年解党)がかつて県内で集めていた票の一部の受け皿になった側面もありそうだ。

 ただ選挙区の当選は大阪と兵庫にとどまり、存在感の全国拡大が途上にある実情は変わっていない。「地方議員を増やし、畑を耕さないと。硬い土に種をまいても芽は出ない」。幹事長の馬場伸幸は強調する。

 地元からあまたの重鎮を輩出してきた社民党にとっても、今回の参院選は苦戦だった。落選した森英夫(44)は10日夜、候補者調整への協力を有権者から求められていた経緯を振り返りながら、野党共闘への複雑な思いを吐露した。

 「当選ラインにはほど遠い現実があった。小政党でも『声を伝えなければ』と悩みながら立候補したが、結果を受け止めるとやはり候補者調整は必要だったという思いもある」

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