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混沌の夏(5)野党共闘 競合と表裏

選挙 神奈川新聞  2016年07月18日 02:00

落選から一夜明けた街頭で、支持者とねぎらい合う浅賀由香氏=11日朝、JR桜木町駅前
落選から一夜明けた街頭で、支持者とねぎらい合う浅賀由香氏=11日朝、JR桜木町駅前

 「市民と野党との共闘は希望。共闘を強め、広げていくことに全力を尽くしたい」。投開票の翌11日朝、JR桜木町駅前に立った共産党の浅賀由香(36)は通勤客の波に訴えた。

 党執行部は浅賀の当選圏入りが視野に入るとみて、神奈川選挙区を最重点区の一つに位置付けた。委員長の志位和夫や書記局長の小池晃、最後には前議長の不破哲三も投入し、総力戦で押し上げに掛かった。

 結果は無所属の中西健治(52)に約3万6千票差の次点。1998年以来18年ぶりの議席獲得は果たせなかった。だが、前回2013年参院選に挑んだ畑野君枝(現衆院議員)の得票からは4万票余を積み増した。

 背景には、他の野党や市民グループとの協力体制がある。浅賀ら4野党の候補者らと勝手連は政策協定を締結。浅賀に推薦を出した生活の党代表の小沢一郎も8日、志位とともに応援のマイクを握った。

 党派を超えて有志が結成した応援団もイメージ戦略に力を注いだ。「選挙にいこう」「学費は10年計画で半額に→」。青やピンクの宣伝物を聴衆が掲げるスタイルが、浅賀の演説では定番になっていた。「日本中を回っているが、こんな選挙キャンペーンをやっているのはここしかない」。学生団体SEALDs(シールズ)メンバーの奥田愛基も応援演説で絶賛した。

 それでも、「従来の支持層だけでは当選ラインに届かない」(陣営)とみて目指した支持層拡大は、順調だったとは言い切れない。

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