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宇宙で記憶に残る活躍を 夢かなえた大西さんにエール

社会 神奈川新聞  2016年07月07日 09:55

聖光学院中高校の卒業アルバムを開き、大西さんとの思い出を語る(左から)長谷川さん、大内さん、加賀美さん=都内
聖光学院中高校の卒業アルバムを開き、大西さんとの思い出を語る(左から)長谷川さん、大内さん、加賀美さん=都内

 聖光学院中高校(横浜市中区滝之上)に在学中から鮮明に描いていた夢を、たゆまぬ努力でかなえた大西卓哉さん(40)。その道のりを知る同級生は「いつも通り淡々と任務を全うし、記憶に残る活躍をしてほしい」と、打ち上げを待ちわびている。

 「パイロットになりたい」。大西さんが親友の大内純さん(40)=川崎市中原区=に打ち明けたのは中学1年の時。中国武術の部活動に打ち込む傍ら勉強も手を抜かず、仲間と毎日のようにゲームセンターに通っていた時期も成績を下げることはなかった。

 高校生になると友人5人と演劇部を設立。沈着な判断力と機転の良さを発揮したのは高2の春だった。文化祭の発表当日に担当者がBGMのテープを忘れたが、大西さんは「ないなりにやるしかない。歌えばいいじゃないか」と提案。急きょ皆の鼻歌で代用し、満場の拍手を浴びた。客席にいた長谷川理さん(41)=同市川崎区=は「前衛的な芸術だと思ったが、後で大西のアイデアと聞いて驚いた」と振り返る。

 大西さんは高校卒業後、東大工学部に現役合格し、全日空に入社。そして-。2009年2月末、大内さんの携帯電話に「宇宙飛行士になることになった」というメールが届いた。大内さんは初耳だったが、「高校時代からSF映画が好きで宇宙に興味があるとは聞いていた。彼ならできると思った」という。

 大内さんと長谷川さん、加賀美博之さん(40)=横浜市南区=は7日、母校のパブリックビューイングで打ち上げを見守る。「次世代を担う子どもたちに宇宙での活躍を伝え、無事に帰ってきたら皆でまたお祝いしたい」


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