1. ホーム
  2. 経済
  3. 高効率でCO2低減 東電、川崎火力の更新完了

高効率でCO2低減 東電、川崎火力の更新完了

経済 神奈川新聞  2016年06月30日 02:00

世界最高水準の発電効率約61%を誇る6機目の発電機=東電川崎火力発電所
世界最高水準の発電効率約61%を誇る6機目の発電機=東電川崎火力発電所

 東京電力の燃料・火力発電事業会社の東京電力フュエル&パワー(東京都千代田区)は、17年かけて行っていた川崎火力発電所(川崎市川崎区千鳥町)の液化天然ガス(LNG)発電機の更新を終了し、29日、最後の6機目の発電機の営業運転を開始。「環境面で世界でもトップクラスの発電所」(佐野敏弘社長)に生まれ変わった。

 6機目は、世界最高水準の発電効率約61%を誇るコンバインドサイクル発電機MACC2。燃料使用量や二酸化炭素(CO2)排出量を約30%抑制。計画より1年1カ月前倒しの開始となり、約100億円の燃料費、約70万トンのCO2排出を削減。同型機は2機目で、発電所全体では、一般家庭98万世帯分に当たる計342万キロワットの最大出力で首都圏に供給。同社の県内最大の電力供給基地となった。

 更新工事は1999年から開始。3機が更新された後に、東日本大震災で原発の停止、計画停電が行われたため、同社は停止していた火力発電所の運転再開をするなどして供給に努めた。そのため燃料のコストが上がり、CO2排出量もアップしたため、高効率の発電機への更新を早めた。同社は「環境面で地元、川崎に貢献するとともに、低廉な電力を安定的に届け、利益を福島の復興に向け還元していきたい」と話している。


シェアする