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価値創造へ商工業者や大学が連携
都市農業の発展を 川崎でフォーラム発足

政治行政 神奈川新聞  2016年06月28日 10:18

約100人が参加したフォーラムのキックオフイベント =川崎市高津区
約100人が参加したフォーラムのキックオフイベント =川崎市高津区

 多様な個人・団体の連携を通じて新たな農業価値を創造するため、川崎市内の農商工業者や大学、行政機関などが集まる「都市農業活性化連携フォーラム」が27日に発足した。市内農業は高い技術力がありながら農地面積の減少や後継者不足などの課題を抱えているが、先端企業や福祉団体などと連携し川崎らしい都市農業の発展を目指す。 
 市内の農地は30年前に比べて半減し、就業人口も3分の1程度まで減少しており、農地と農業を次世代に引き継ぐことが大きな課題となっている。

 近年では都市農地の多面的な価値は見直されており、国も昨年4月に制定された都市農業振興基本法に基づく基本計画で都市農地を「宅地化すべきもの」から都市に「あるべきもの」と転換。市も2月に策定した市農業振興計画で基本目標を「次世代に引き継ぐかわさきの農業」と掲げた。

 多様な主体が集う場となる同フォーラムは市農業振興計画の目玉。連携や協力を通じ、市内産農産物の6次産業化など付加価値向上や農作業の効率化、省力化を探っていく。

 本年度は三つの先導モデル事業に着手する。(1)農業者と工業者・大学が連携した農業のICT(情報通信技術)化(2)農業と福祉法人が連携した遊休農地活用(3)農業系大学と農業者連携-で、事業の結果は市に報告し普及を図っていく予定。

 同日、高津区内で開かれたキックオフイベントには関係者約100人が参加。川崎市の福田紀彦市長は「これからの農業は成長産業となる。顔の見える関係を広げて力強い川崎の農業をつくろう」とあいさつ。JAセレサ川崎の原修一副組合長も「JAセレサもさまざまな連携を始めている。市内には優れた技術者がおり、ぜひ川崎の農業を元気づけてほしい」と呼び掛けた。


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