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ひとり親の小学生をラーメンで応援 鶴見の店主が月1で無料提供

話題 神奈川新聞  2016年06月25日 11:26

「同じ境遇の子たちを応援したい」と話す店長の原さん=横浜市鶴見区鶴見中央
「同じ境遇の子たちを応援したい」と話す店長の原さん=横浜市鶴見区鶴見中央

 鶴見駅近くのラーメン店「北海道ラーメン赤レンガ」(横浜市鶴見区鶴見中央)は29日、「子ども食堂」を始める。店長の原賢美(かしみ)さん(56)は自身も幼少時にひとり親家庭で育ち、兄弟だけで夕飯にラーメンを食べた経験がある。「同じ境遇の子たちを励ましたい」と月1回、ひとり親家庭の小学生20人にラーメンセットを無料提供する。

 原さんは6歳のころ、当時33歳だった父を電気関連の仕事中の事故で亡くした。残された母は昼は工場、夜は知人の店で働いて家計を支えた。小学校低学年だった原さんは3歳下の弟を連れ、母から渡されたお金を持って近所の中華料理店へ行き、兄弟だけでラーメンを食べた。夕方になって家に帰る友達を見ると「みんな親と一緒に夕飯を食べるんだろうな」と寂しい気分になったという。

 最近、日本の子どもの6人に1人が貧困状態にあり、食べ物に困ったり、子どもだけで夕食をとったりする家庭が増えていることを知り、衝撃を受けた。幼少時の記憶がよみがえり、「同じ境遇の子やひとり親を応援したい」と子ども食堂を企画した。

 毎月第4水曜日の午後5時から1時間、しょうゆラーメンとギョーザ3個、半ライスのセット(千円相当)を無料提供する。同店にはカウンターだけでなくテーブル席も16席あるため、宿題をすることもできる。

 対象は市内在住のひとり親家庭の小学生20人で、事前予約制。「店では家庭のことは聞かず、月に1度の楽しみな日にしたい。ひとり親家庭かどうかは自己申告に基づいて受け入れるが、趣旨を理解して予約してもらえれば」と原さんは話している。

 問い合わせや予約は同店電話045(503)4046。


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