1. ホーム
  2. 社会
  3. 心臓病と闘う陽茉莉ちゃん救って 両親ら募金呼び掛け

心臓病と闘う陽茉莉ちゃん救って 両親ら募金呼び掛け

社会 神奈川新聞  2016年06月25日 10:19

森川陽茉莉ちゃん(救う会提供)
森川陽茉莉ちゃん(救う会提供)

 拡張型心筋症と闘う1歳5カ月の森川陽茉莉(ひまり)ちゃん=横浜市南区=が米国で心臓移植手術を受けるため、両親や知人らでつくる支援グループが費用の募金を呼び掛けている。渡航や手術などに必要な額は2億9500万円。両親らは「病気や臓器移植について知ってもらい、力を貸していただければ」と協力を訴えている。

 陽茉莉ちゃんは、生後2カ月だった昨年3月下旬に発症した。横浜市内の病院で点滴や人工呼吸器による治療を続けていたが病状が悪化。同年11月、東京大学医学部付属病院に転院し、小児用の補助人工心臓を装着した。今年1月に人工呼吸器を外した後は体重が増え、渡航に耐えられる程度の体力がついてきたことから、父孝樹さん(30)の同僚や母佳菜子さん(24)の知人らが支援組織「ひまりちゃんを救う会」を発足させた。

 主治医で同病院心臓外科の平田康隆准教授は「補助人工心臓装着後は比較的落ち着いているが、限界は1~2年」と指摘。脳血栓や脳梗塞、感染症のリスクがあるとされ、特に陽茉莉ちゃんは血栓ができやすい体質という。国内での6歳未満の小児に対する移植手術はドナーの少なさなどから限られており、「海外に渡航しないと難しい状況」(平田准教授)という。

 孝樹さんは「10万人に一人と言われる病気で心臓移植しか有効な手段がない」と訴える。病床の陽茉莉ちゃんの様子について佳菜子さんは「1月に人工呼吸器を外し、声が出るようになった」。首が据わってお座りもできるようになり「普通のことが幸せ」と話した。

 救う会は23日に募金活動を開始。25、26日も街頭で支援を呼び掛ける。▽横浜駅みなみ西口地下鉄入り口前=両日午前10時~午後1時▽JR関内駅南口=25日正午~午後3時、26日午前11時~午後2時。募金振込先として金融機関の口座を開設している。問い合わせは、救う会事務局電話080(7967)0925(午前9時~午後5時)。


支援を呼び掛ける森川さん夫妻=23日、横浜市中区のJR関内駅南口
支援を呼び掛ける森川さん夫妻=23日、横浜市中区のJR関内駅南口

シェアする