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誰でも入れる学びの場 前・沖縄大学長が横浜で塾開校

社会 神奈川新聞  2016年06月25日 10:05

開塾式で決意を口にする加藤さん(右奥)=横浜市港北区
開塾式で決意を口にする加藤さん(右奥)=横浜市港北区

 前沖縄大学学長で、野本三吉のペンネームで教育・福祉関連の著作も多い加藤彰彦さん(74)=横浜市栄区=らが学びの場「泰山塾」を開校した。年齢、性別、社会的背景など一切問わず、誰でも“入学”できる。同市金沢区の横浜市立大学で26日、対談会を開き、本格的に活動を始める。

 同大卒業生らが中心となって準備を進めてきた泰山塾。一貫したテーマは「本当の学びとは何かを考え、現代を生き抜くこと」。学びの場、コミュニティーの場に加え、トラブル解決の糸口を探るシェルターのような役割も目指す。

 加藤さんは同市中区の寿生活館で生活相談員として勤務していた30代のころ、「寿夜間学校」と称した集まりを開いた経験がある。日雇い労働者や地元住民と一緒に自らの体験を語り、互いの知恵を出し合い、暮らしを変えていった。横浜市大で社会福祉を教えた後、2002年から沖縄大学へ。14年に退職し、15年6月に横浜に戻った。

 塾名は中国の名山の一つ、泰山に由来する故事からとった。同市港北区で5月29日に催された開塾式で、加藤さんは「泰山塾は相互学習の場。一人一人が自ら学びたいことを学ぶ姿勢を基本に、他人の声に耳を傾け、共に学び合う関係を築きたい」と決意を述べた。

 沖縄大卒業生で事務局長の須田大輔さん(33)は「泰山塾はすべての人々に開かれている。ぜひ、多くの人に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 「現代における学びとは何か」をテーマにした対談会は、加藤さんと、須田さんの母校、北星学園余市高校(北海道)の安河内敏校長が語り合う。

 入場無料。定員約50人。午後1時開会。問い合わせは、須田さん電話090(2235)3370。


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