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大和駅前歓楽街対策 警察、行政が無通告で合同点検

政治行政 神奈川新聞  2016年06月21日 10:41

違法な性的サービスの提供をうかがわせる飲食店の店内を点検する大和署員ら =17日午後9時15分、大和市
違法な性的サービスの提供をうかがわせる飲食店の店内を点検する大和署員ら =17日午後9時15分、大和市

 大和署と大和市は17日深夜、大和駅前の雑居ビル2棟計8店舗を無通告で点検した。2店で風営法違反を、全店で消防法違反を確認し、是正を求めている。警察と行政一体の歓楽街対策は2015年10月に始まり、合同点検は4回目。両者の協力関係は強まっている。

 市側から消防本部と建築指導課が参加し、計21人がキャバクラやスナックに立ち入った。従業員名簿の不備や防火管理者の無届けなどが確認されたほか、「本番行為の禁止」などと違法な性的サービスの提供をうかがわせる表示を店内に掲げた違反もあった。

 同署は歓楽街対策の一環でこれまで、客引き5人を含む男女13人を風営法違反容疑で摘発。任意の点検のほか、取り締まりも強めている。15年10月から今年5月末までに駅前交番に寄せられた通報は922件(暫定値)で、前年同期より95件減った。前年に0件だったライバル店からとみられる「時間外営業」の告発は20件に増えており、同署は一連の対策の効果とみる。

 一方、合同点検時に是正を求められながら、違反を放置し続ける店舗もある。同署が18日未明に立ち入ったキャバクラは、時間外営業で県公安委員会から指示処分を受けていたが、再び違反が確認された。さらに出入り口を施錠して営業するなど、違反内容は悪質化していた。

 同署は、行政と一体のこの取り組みを「大和モデル」(池田光夫署長)として確立させる方針。市消防本部も「違反店舗の是正までの対応が素早くなった」と手応えを感じており、協力を続ける意向だ。


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