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横浜銀と静岡銀が協定 富士・箱根・伊豆で観光振興支援

経済 神奈川新聞  2016年06月17日 02:00

協定に調印した横浜銀行の寺澤辰麿頭取(右)と静岡銀行の中西勝則頭取=東京都千代田区(横浜銀行提供)
協定に調印した横浜銀行の寺澤辰麿頭取(右)と静岡銀行の中西勝則頭取=東京都千代田区(横浜銀行提供)

 横浜銀行と静岡銀行は16日、富士・箱根・伊豆地域の観光振興を支援する連携協定を締結した。地方創生の一環で、地域に密着した相互の強みを生かし、地元自治体や民間事業者を結ぶコーディネート機能を発揮。県境を越えて広域の一体的な観光ルートの創出などに取り組むことで訪日外国人客(インバウンド)需要を取り込み、人口減が進む同地域の活性化を目指す。今後、地域に隣接する山梨県内の地域金融機関にも参加を呼び掛ける。

 同地域は神奈川県西部と静岡県東部にまたがる日本有数の観光地。成田や羽田空港から入国し、関西空港から出国するインバウンド観光の「ゴールデンルート」に位置するが、東京や関西方面に向かう経由地という立場にとどまり、特に長期滞在型の旅行客の獲得が課題となっている。

 神奈川、静岡の両県が地方版総合戦略で観光振興を掲げる中、両行は、より広域的な取り組みが重要との認識で一致。各県の全域で業務を手掛ける強みを生かし、両県の行政や事業者などを結ぶ橋渡し役を担うことにした。

 具体的には、13日に設立された県観光魅力創造協議会(会長=上野孝県商工会議所連合会会頭)などと静岡県内の関係者をつなぐパイプ役を地銀として担う。

 また、横浜銀は羽田空港から箱根を経由した伊豆への観光ルート、静岡銀は富士山静岡空港(静岡県牧之原市、島田市)から伊豆を経由した箱根への観光ルートの活性化を推進。例えば、源頼朝にゆかりがある箱根神社(箱根町)、伊豆山神社(静岡県熱海市)、三嶋大社(同県三島市)の三社を巡るルートなどのアイデアを提案する。

 このほか神奈川県西部で未病産業の創出、静岡県東部で医療健康産業の集積が行われている点に着目し、観光産業と未病・医療産業を結び付ける取り組みを推進。箱根、湯河原、熱海、伊豆の温泉を活用した「ヘルスツーリズム」などが想定される。それぞれの海外拠点で旅行客誘致に取り組むほか、商品やサービスの提供を通じて観光情報を発信する。

 横浜銀は「両行が連携して『情報ハブ機能』を果たし、富士・箱根・伊豆地域を皮切りに全県的な観光振興につなげたい」としている。


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