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少年、起訴内容認める 戸塚の母・祖母殺害初公判

社会 神奈川新聞  2016年06月16日 14:07

 横浜市戸塚区の自宅で昨年5月、当時81歳の祖母と50歳の母親を殺害したとして、殺人罪に問われた少年(16)の裁判員裁判の初公判が15日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)で開かれた。少年は「間違いありません」と起訴内容を認め、弁護側は衝動的な犯行だったとして保護処分が相当と主張した。判決は23日の予定。

 検察側は冒頭陳述で、事件当日の午前8時ごろ、日ごろから鬱積(うっせき)があった母と祖母に「勉強をきちんとしているのか」と聞かれて口論となり、殺害を決意したと指摘。「台所にあった包丁で2人の体を多数回突き刺して殺害した結果は重大で悪質」と強調した。

 弁護側は、少年に逮捕歴がなく犯行は衝動的だったとし、「少年院で育て直すべきだ」と少年法55条に基づく家庭裁判所への移送を主張。証人尋問に立った父親(51)は「専門の施設でマイナス面を更生してほしい」と保護処分を求めた。

 起訴状によると、当時高校1年で15歳だった少年は昨年5月18日、自宅で祖母と母親の胸や背中を刺して失血死させた、とされる。

 被害者を故意に死亡させた事件で、少年法が検察官送致(逆送)と定めているのは原則16歳以上だが、横浜家裁は昨年8月、年齢や残忍性を鑑みて「刑事処分を問うことが相当」と判断し、逆送した。


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