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「健全」装い店舗拡大

社会 神奈川新聞  2016年06月07日 02:00

県警が捜索に踏み込んだ直後、捜査員の説明を聞くセラピストの女性=横浜市戸塚区上倉田町※一部画像を修整しています
県警が捜索に踏み込んだ直後、捜査員の説明を聞くセラピストの女性=横浜市戸塚区上倉田町※一部画像を修整しています

 「プレスパグループ」は、過激な“施術”を売りに昨夏の創立から1年足らずで急成長を遂げた異例の存在だ。神奈川を含む6都府県に「パシオ」「プレザンス」などの名称で10店舗を展開し、9都府県の12カ所で出店を予定。さらにハワイやシンガポールなど海外進出も検討していた。

 県内では戸塚と小田原、海老名、たまプラーザに出店。いずれも駅数分の住宅街にあるマンションの一室で営業し、90分1万2千~1万4千円の料金を取っていた。

 ホームページでは「非風俗健全店」とうたう一方、「“究極の癒やし”のご提供」「必ずご満足いただける独自の『ディープリンパドレナージュ』」などと記載。実際は、セラピストの女性が紙パンツ一枚か全裸の男性客に密着し、陰部やその周辺をマッサージしていた。

 県警はこうした行為が、風営法が店舗型風俗店と規定する「個室を設け、客の性的好奇心に応じて接触する役務」に当たると判断。「放置すると合法とみなされて波及し、さらに過激化するおそれもある」として、数カ月前から摘発の準備を進めていた。

 店の関係者は、セラピスト志望者に対し「足の付け根のきわどい箇所も全て(リンパを)流す」「他店のように太ももなどで止まらない」などと説明しており、違法性を認識していたとみられる。

 ソープランドやファッションヘルスなどの店舗型性風俗店は、県条例で新規出店が厳しく制限されている。他県もほぼ同様のため、「メンズエステ」「リラクゼーションサロン」などを装い、ひそかに性的サービスを行う店が相次いでいる。 


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