
開成の初夏の風物詩「開成町あじさいまつり」が4日、同町金井島の開成あじさいの里を主会場に始まった。既に七分咲きのものもあり、紫や白、ピンクなどに彩られた田園風景を、家族連れや観光客が楽しんだ。12日まで。
ことしで29回目を数え、約17ヘクタールの会場には「手まり」「アナベル」などのアジサイ約5千株が農道脇に植栽されている。町産業振興課によると、期間中いっぱいは見ごろが続くという。
友人らと訪れた海老名市の明石妙子さん(76)は「10年前に来た時より花がきれいに咲いている。あぜ道は風情があるし、そよ風も気持ちいいですね」と散策を満喫していた。
4日は「かいせい」つながりで大相撲友綱部屋の魁聖関を招待。赤ちゃんを抱いて健やかな成長を願うなどステージをにぎわせた。
5日には県西地域の高校生によるダンスやブラスバンドの発表会を実施。11日には町の公式マスコットキャラクター「あじさいちゃん」の誕生会として、海老名市の「えびーにゃ」など女子キャラクターが訪れ、まつりを盛り上げる。
問い合わせは、町産業振興課電話0465(84)0317。