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火山ガス噴出大涌谷 立ち入り規制 解除めどなし

経済 神奈川新聞  2016年06月04日 10:34

 昨年6月に小規模噴火があった箱根山(箱根町)の大涌谷では、火山ガスの噴出が今も続いている。二酸化硫黄(SO2)の濃度は火山活動が活発だった昨秋ほどではないが、健康面への影響が懸念され立ち入り規制解除のめどは立っていない。3日、規制区域内で火山ガスの定点調査を行った東海大の大場武教授は「観光客が中に入るのはまだ危険な状況」との認識を示した。

 町によると、火口から南西に約700メートルの県道付近で測定したSO2の濃度は、今年5月の最大値で0・9ppm(27日現在)。刺激臭による不快感が増すため防災無線などで注意喚起する基準(2ppm以上)には達していない。

 しかし大場教授は「風向きによってはせき込む場合もある」と規制区域内の現状を説明。蒸気が激しく噴き出している温泉供給施設の蒸気井に「何らかの抑止対策を講じなければ、ガスの濃度は下がらないのではないか」とみている。


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