1. ホーム
  2. 高校野球
  3. 62年ぶり交流試合 湘南高と韮山高野球部

OB「強豪倒す力に」
62年ぶり交流試合 湘南高と韮山高野球部

高校野球 神奈川新聞  2016年06月02日 19:41

バックネット裏で62年ぶりの交流試合を見守る長沢さん(右)と芹沢さん =藤沢市鵠沼神明5丁目の県立湘南高校
バックネット裏で62年ぶりの交流試合を見守る長沢さん(右)と芹沢さん =藤沢市鵠沼神明5丁目の県立湘南高校

 甲子園での優勝を機にかつて行われていた二つの高校野球部の交流試合が、62年ぶりに復活した。1949年の夏を制した県立湘南高校(藤沢市)と、50年春のセンバツ大会を制した静岡県立韮山高校(同県伊豆の国市)の現役部員同士が対戦。62年前の交流試合に出場し、復活を働き掛けたOBも見守った。

 交流試合は、50年のセンバツを韮山高が制したことで同年中に初めて開かれた。詳しい経緯は不明だが、ともに文武両道を旨とする公立の進学校同士が夏・春続けて優勝を飾ったことで、交流の機運が高まったという。

 初回は韮山高が湘南高を招き対戦。その4年後の54年には湘南高が韮山高を招いて2度目の試合が行われたが、以降は開かれることはなかった。

 今年、62年ぶりの試合を企画したのは、54年の交流試合にも出場した韮山高野球部OB会顧問の長沢登さん(79)=伊豆の国市。2007年に開かれた同部創設110周年の式典が、交流復活の契機となった。

 式典では1949年夏の湘南高優勝メンバーの一人で、元日本高野連会長の脇村春夫さんを招いた記念講演を実施、交流試合の話題で場が盛り上がったという。そのことを覚えていた長沢さんは来年の創設120周年に向け、湘南高側に復活を働き掛けた。

 湘南高のグラウンドで実現した5月22日の試合には、両校のOBらも後輩たちの熱戦を見守った。千葉県我孫子市から駆け付けた長沢さんと同級の芹沢幹夫さん(79)は「とにかく懐かしく、OBとしてうれしい」。長沢さんは「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して、強豪私学を倒す力をつけてもらえれば」と後輩たちに期待を寄せた。

 長沢さんの要請に応じた湘南高野球部の川村靖監督も静岡県の出身。「韮山高は95年夏の甲子園にも出場している。同じような境遇の高校同士なので、選手たちの刺激にもなる」と試合の意義を強調した。


シェアする