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健康食キヌア輸入好調 横浜港4年連続トップ

経済 神奈川新聞  2016年05月29日 12:04

スーパーフードとして人気を集め、横浜港での輸入が好調なキヌア(横浜税関提供)
スーパーフードとして人気を集め、横浜港での輸入が好調なキヌア(横浜税関提供)

 栄養バランスに優れたり、栄養価が高かったりと注目を集めるスーパーフード。その一つ、キヌアの輸入が横浜港で好調だ。2015年の輸入シェアは4年連続の全国トップで、輸入数量、金額とも過去最高となった。「健康志向が高まる中、健康食やダイエット食として知られるようになり、キヌアを利用した総菜などの市販食品が増えている」(横浜税関)といい、今後も人気を集めそうだ。

 横浜税関によると、キヌアは南米・アンデス山脈一帯が原産地の雑穀。コメに比べてカルシウムは約6倍、食物繊維は約10倍など栄養価が高く、ミネラル類をバランス良く含んでいる。女性ホルモンに似た作用を持つフェトエストロゲンを含み、更年期障害や骨粗しょう症の改善や乳がん予防などの効果が期待されるという。

 キヌアは、1990年代に米航空宇宙局(NASA)が宇宙空間での長期滞在に適した作物として「21世紀の主要食」と発表し、注目を集めるようになった。2013年には国連が「飢餓や栄養不良削減への可能性を秘めた偉大な穀物」として「国際キヌア年」を定めたことから、欧米を中心にさらに人気が高まったという。

 税関によると、キヌアの輸入実績は統計品目番号が新設された12年以降、全国、横浜港ともに右肩上がりだ。15年の全国の輸入数量は前年比2・2倍の776トン、金額は73・3%増の4億6300万円。このうち横浜港は94・7%増の438トン、金額は48・4%増の2億6200万円だった。港別の輸入シェアでは、数量は横浜が56・4%を占め、東京20・4%、神戸8・1%、名古屋11・9%の順。金額は横浜が56・5%となり、東京16・7%、神戸13・8%、名古屋9・1%が続いた。

 16年1~3月も、横浜港は数量で59・3%、金額は54・9%を占め、好調を維持。「首都圏という大消費地を抱える上、輸入業者の物流拠点が近郊にあることが強み」(税関)という。

 日本ではスーパーフードの一つとしてメディアで紹介され、サラダやスープに入れるほか、コメと一緒に炊くキヌア入りご飯として食べられているケースが多い。税関は「キヌアの輸入は今後も増加傾向で推移するとみられる」としている。


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