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まち見直す契機に
追浜、高まる期待感 ベイスターズが2軍拠点集約

政治行政 神奈川新聞  2016年05月24日 14:25

球団の練習拠点集約で、活性化が期待される京急線追浜駅周辺
球団の練習拠点集約で、活性化が期待される京急線追浜駅周辺

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズの2軍拠点集約計画を受けて、集約先となる地元の横須賀・追浜地区に早くも期待感が広がっている。これまで以上に球団との交流が深まり、ファンの来訪で商店街の活性化も見込めるからだ。重工業のまちに「新たな全国ブランド」(関係者)が加わるのを契機に、まちの現状と課題を見つめ直すべきだとの声も多い。

 「子どもと触れ合う場が増えそう」「追浜で秋季キャンプをしてほしい」-。追浜連合町内会の澄川貞介会長(78)のもとに届く住民の声の多くは好意的だ。

 2019年春をめどに、球団と市が横須賀スタジアム(同市夏島町)周辺に練習場や選手寮を整備する計画で、球場の優先使用も年間最大100試合まで拡充される。澄川会長は地域にも受け入れる準備が必要とし、「車椅子が通れないような凸凹道では心もとない」と、手つかずだった歩道整備などの課題に目を向ける。

 球団2軍は00~10年、独立採算や地域密着を狙い湘南シーレックスの名称で活動してきた。住民も2軍戦の年間チケットを購入するなどして支えたが、盛り上がりに欠けた経緯があり「今度こそ」との思いは強い。

 追浜観光協会の大村雅己会長(73)は「球団や選手、ファンの受け皿をどうするのか、業界の垣根を越えて地域ぐるみで取り組むべきテーマ」とし、自治組織「地域運営協議会」の積極活用を提案する。

 自動車メーカーや国の研究拠点が集積する追浜地区。京急線追浜駅周辺には6商店街の約350店舗が並ぶが、1割がシャッターを下ろした状態だ。追浜商盛会の織田俊美代表理事(59)は「意欲ある事業者を呼び込んだり、点在する既存店舗を駅前に集約したりする仕組みを、行政と一緒に考えたい」と、新たなまちづくりの契機ととらえる。


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