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川崎中1殺害・被告少年に6~10年の不定期求刑

社会 神奈川新聞  2016年05月24日 12:44

横浜地裁
横浜地裁

 川崎市立中学1年の男子生徒殺害事件で、傷害致死の罪に問われた元職人の少年(19)の論告求刑公判が24日、横浜地裁で開かれ、検察側は懲役6年以上10年以下の不定期刑を求刑した。弁護側は「有罪立証されていない」として無罪を訴え、結審した。判決は6月3日。

 検察側は論告で「カッターナイフを主犯格の少年に手渡し、切り付けのきっかけをつくった役割は重い」と指摘。「被告自身も暴行に加わり、被害者への哀れみは感じられない」と訴えた。弁護側は「被害者との交友関係は全くなく、痛めつける動機はない」と強調。「暴行を制止せず、救護しなかったことは道義的に許されないが、それだけで刑事責任を負わせることはできない」と述べた。

 被告は最終意見陳述で「起訴状に書かれていることを、自分はしていない。助けていればと後悔している。同じことを繰り返さないように、自分にできることを考えていきたい」と、か細い声で語った。

 起訴状によると、少年は川崎市の多摩川河川敷で昨年2月、ほかの少年2人と共謀し、男子生徒=当時(13)=に対して首をカッターナイフで切り付けたり、顔面をコンクリートに打ち付けたりする暴行を加え、死亡させたとされる。

 事件では、主犯格の少年(19)は殺人などの罪で懲役9年以上13年以下、無職少年(18)は傷害致死罪で懲役4年以上6年6月以下の不定期刑が確定している。


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