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核の怖さ認識して 被爆者の丸山さん講演、相模原・相陽中

社会 神奈川新聞  2016年05月21日 14:01

生徒を前に被爆体験を語る丸山さん=相模原市立相陽中学校
生徒を前に被爆体験を語る丸山さん=相模原市立相陽中学校

 「核兵器を二度と使ってはならない」-。相模原原爆被災者の会会長の丸山進さん(76)が20日、相模原市南区の市立相陽中学校で被爆体験を語り、あらためて核廃絶を訴えた。オバマ米大統領が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて27日に被爆地・広島へ訪問することにも触れ、「核なき世界」の到来を望んだ。


◆オバマ氏 広島訪問に期待
 「すごい光と音がして吹き飛ばされた」。丸山さんは5歳9カ月の時、広島で爆心地から約2キロの場所で被爆した。気を失い目覚めると青空は消えて薄暗くなり、体にはガラス片が突き刺さり、しばらく起き上がれなかった。丸山さんは命に別条はなかったが、姉と祖母が亡くなった。

 この日、丸山さんが体験を語ったのは、6月10日から広島に修学旅行に行く3年生の事前学習の一環。丸山さんは「戦争は何が何でも絶対起こしてはならない。(広島の)平和記念資料館で原爆の実相に触れ、これからの日本を築いてほしい」と訴えた。

 質疑応答では生徒から「オバマさんが広島に来ることに抵抗はありませんか」との質問も。丸山さんは「核兵器は無差別に人を殺す大量殺りく兵器だという現状を、見て認識してほしい。そういう意味でオバマさんを歓迎します。核廃絶を進めてほしい」と強調した。

 丸山さんの体験を聞いた生徒(15)は「今の平和な日本で育った私たちには、想像することさえ難しい話だった。今私たちにできることは、戦争を二度と起こしてはならないという強い意志を持ち続けることだと思う」と話していた。


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