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放射能汚染を可視化 横浜で写真展

社会 神奈川新聞  2016年05月21日 02:00

黒色の濃さで放射能汚染の度合いが分かる写真に見入る来場者=横浜市神奈川区のかなっくホール
黒色の濃さで放射能汚染の度合いが分かる写真に見入る来場者=横浜市神奈川区のかなっくホール

 東京電力福島第1原発事故による放射能汚染を見えるようにした写真展「放射線像~放射能を可視化する~」が20日、JR東神奈川駅東口のかなっくホール(横浜市神奈川区)で始まった。目に見えない放射性物質を特殊な技術で写し出した30点に、来場者は驚いた表情で見入っていた。市民らによる実行委員会の主催。入場無料。22日まで。

 写真は、放射性物質から放出される放射線の感光作用を利用し、画像化した。原発事故が発生した2011年、東京大学名誉教授の森敏さんと写真家の加賀谷雅道さんが、放射能を可視化するプロジェクトとして始めた。



 会場では、福島県などで採取された動植物や日用品の写真を展示、汚染された部分がより黒く写し出されている。13年10月、飯舘村に一時帰宅した避難者から提供された軍手は特に指先に放射性物質が付着。事故後に横浜市泉区の一般家庭で使用された空気清浄機には、フィルター全体に放射性物質が分布している。

 展覧会を企画したメンバーの主婦(52)は「原発事故が私たちの生活に何をもたらしたのか、考えるきっかけになればうれしい」と話している。



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