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【動画】火山活動は「横ばい」 大涌谷で東海大が定点調査

社会 神奈川新聞  2016年05月13日 19:48

立ち入り規制の続く大涌谷で火山ガスの調査に入る東海大のメンバー=13日(同大理学部大場武研究室提供)
立ち入り規制の続く大涌谷で火山ガスの調査に入る東海大のメンバー=13日(同大理学部大場武研究室提供)

 火山ガスの影響で立ち入り規制が続く箱根山(箱根町)の大涌谷で13日、東海大の大場武教授がガスの定点調査を行った。火山活動が活発かどうかの指標となるガスの成分変化はみられず、「活動状況は横ばい」との見解を示した。

 大涌谷と付近の噴気地帯でガスを採取し、含まれている二酸化炭素(CO2)の硫化水素(H2S)に対する比率(C/S比)を調べたところ、両地点とも前回調査した4月8日とほぼ同じだった。「今年に入ってからC/S比に大きな変化はない」という。

 大場教授は一方で、「風向きによっては二酸化硫黄(SO2)の刺激臭が強く、大涌谷に立ち入っての観光を再開するのはまだ危険な状況」と指摘。「調査したメンバーもせき込むことがあった。(箱根ロープウェイの)大涌谷駅の駅舎内は問題ないと思うが、ぜんそくの人は注意が必要」と述べた。

 箱根山の噴火警戒レベルは最低の1(活火山であることに留意)。火山活動活発化に伴い、初めてレベル2(火口周辺規制)に引き上げられてから今月6日で1年が過ぎた。大涌谷の火口や温泉供給施設の蒸気井から噴出する蒸気の勢いは以前より弱まったものの、通常よりは強い状態が続いている。




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