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神奈川県議会で議論
共産党の質問制限案どうなる 12日未明

政治行政 神奈川新聞  2016年05月12日 17:45

共産党県議団に対する責任問題について話し合われた議会運営委員会
共産党県議団に対する責任問題について話し合われた議会運営委員会

 神奈川県議会の議会運営委員会(議運委)が12日午前0時50分ごろ、県庁で開かれた。前回(4月)の議運委では、自民党県議団が「共産党県議団がミスや不手際を続けている」として、共産党県議団の代表質問の制限を提案していた。11日午前の議運委では、各会派の議員らが共産党の議員に対し「責任を取るべきだ」と詰め寄る場面もあった。休憩をへて深夜の12日に再開した議運委は午前2時ごろまで議論が続いたが、採決は行わず継続審議となった。

 議運委で話し合われた内容は以下の通り。

桐生秀昭委員長
 ただ今から議運を開会します。議事日程については前日の日程を踏襲することにいたしますので、ご了承を願います。…12人の方から申し出があった党委員会の傍聴については許可することにご異議ありませんか。そう決しました。

<傍聴者入室>
 
桐生委員長
 日程第6、議会運営についてを議題とします。先例101、「代表質問は原則として各交渉団体一人とする」の例外的な取り扱いを行うことおよび、共産党がこれまでの謝罪等の内容を書面で示し、謝罪の意を明確にとどめることについて協議お願いします。各会派ご発言ください。

自民県議「決して共産党いじめではない」

 
小島健一委員(自民)
 ここにきてあらたに共産党の加藤議員のブログについての不適切な記載。これも本当に初歩的なものだというふうに思いますし、われわれなら当然こういうことはしないという前提でありますが、これが露呈した。

 昨年来、もう繰り返し繰り返しこういったミスが続いてきた。そのたびに共産党から謝罪があり、そのたびにしっかり団内で情報共有、改善してしっかり対応していくと答えをもらいながら、やはり繰り返し同じことが続いてきた訳であります。

 いったんは代表質問も一回自主的にご辞退されたこともありましたが、それはそれでわれわれとしても反省しているということをある程度理解したが、さらにもう二度とこうしたことをしないと注意を持っていたにもかかわらず、ここに来てまた同じようなミスを起こしている。

 決して、われわれが共産をいじめているとか、昨今では「レッドパージ」という批判があちこちから聞こえてくるが、そんなつもりでこういうことをやろうとしているわけでなく、あくまで伝統ある県議会にふさわしい交渉会派であるかどうか、代表質問をやる資格があるかどうかという前提にのっとり、あくまで未熟さゆえにやむを得ずこういう対応を取ろうとしている。

 そこを理解していただいた上で、我慢の限界にきている。おそらくこのまま続けても同じような過ち、ミスを繰り返すだろうという前提がわれわれの共有意識としてある。したがって先例101の例外的な取り扱いを行うべく、やはり採決すべきというのがわれわれの考え方であります。
 
青山圭一委員(民進)
 私どもとしましても小島委員からお話があった通りですし、先般、議運でのさまざまな指摘があった。まさに1年間振り返ったときに共産党の各委員の不適切な発言によって、本日の未明になっているが、こうした事態が残念ながら続いてきた。われわれとしては、この間、さまざまな協議を行ってきて、一定程度の議論が出尽くしたということで。

 また今、共産からは議会を大変混乱させたということの中で、代表質問についてはこの2月議会で辞退されたと。共産としての謝罪を具体的に形にしたものではないかと受け止めた。二度と起こさないと繰り返し言ってきたが、そうした対応もしたということでありましたので、それはやむなしという考えでいたが、本日のブログもそうだし、前回の代表質問での採決の本当に初歩的なミスについても残念ながら起きてしまった。

 こういったことを総合的に勘案すると、議会の円滑に努めると言ってはいるが、実態が伴っていない。従って、私どもとしても、これはしかるべき責任を取ってもらうなかで、今回、先例101にのっとった措置を取ることもやむ得ないという結論にいたった。私どもとしても自民党から提案のあった通りの対応を取るべきでないかと思っているところです。

共産県議のブログ記載が問題




長友克洋委員(民進)
 補足的に言います。本日のブログの問題も出ました。直近で言うならば1月12日には井坂委員(共産)から誤った不適切な発言で議会を混乱させ、県民に多大な迷惑をかけた。二度と繰り返さないといっていた。2月25日にも共産党として議会運営について客観的事実に基づいて伝えると努めると述べられていた。しかしながら、客観的事実に基づかないものを記載した。

 しかし、それは慣例だから許されるもの、慣例的なものだからいいじゃないかと受け取れる発言をしたということは極めて、これまでの発言を自ら否定することにつながる。これは重く受け止めている。

齋藤健夫委員(民進)
 正副議長についてのブログの記載だが、議運の場で「慣例的な」という話が繰り返し井坂委員から話があった。これはブログ発信も重大だが、井坂委員から新たに重大な問題発言が出たと受け止めている。正副議長のことについて慣例的にうんぬんというのは、何を指しているのか。正式な議運の場で、慣例という言葉が出てきたのは初めてですよ。

 私たちは慣例とは受け止めてないですから。慣例というのはあなた自身の思いなんでしょうが、県議会として慣例でも何でもないですよ。いったいどういうつもりで慣例という言葉を使ったのかきちんと説明をしてもらいたいと思っている。

井坂新哉委員(共産)
 毎年この時期に議長選挙、首長選挙があったことをもって慣例的にと話しさせてもらった。私の記憶では毎年この時期にされていると思いますので、それを指して「慣例的に」と言っている。
 
齋藤委員(民進)
 要するにブログの記載についても問題がなかったと言う発言だよね、今のは。
 
井坂委員(共産)
 ブログに事前に公表してしまった、そのことについてはきちっとおわびもさせてもらった。これからもそのことについては本人についても話しをしたところです。

齋藤委員(民進)
 事実についてのみと記載していくと前に発言している。そのことの整合性はいかがなものなのか、今の話は。
 
井坂委員(共産)
 事実について記載していくということだが、だからそれを事前に公表したというか、それだから昨日の中で話をしたということだと思う。事実と違うとお話されている中身とかみ合っているのかな?と思っている。

「慣例」発言、撤回せよ


齋藤委員(民進)
 あなただけなんですよ。慣例だと思っているのは。議運で慣例だということで手続きを進めていない。一切、正式に。そのことをきちんと受け止めるべきで、それは自分の思いで言っていることでしょ。
 
井坂委員(共産)
 慣例的にというのは毎年この時期に議長選が行われているので、それを慣例的にと言っている。

齋藤委員(民進)
 繰り返しになるが、他の会派の人は言わずもがなのことで、5月の時期に選挙をやるのは、それは正副議長の任期が本来はこの時期にくるわけでない訳ですよね。正副議長のご意思が前提にあった中での話であって、そのことを慣例的にって言ってしまってはいけない場面なんですよ。

 わざわざ解説するのもばかばかしいが。言っちゃいけないことを言っている。ブログに加えて、今回、井坂委員が慣例だといったことについては私たちの会派では訂正して取り消してほしいと思っている。

井坂委員(共産)
 毎年行われているのは事実だと思う。それを慣例的にと受け止めたということなので、それはなんら、私自身としては「慣例的に行われている」ということを撤回するとかの必要はないと思っている。
 
齋藤委員(民進)
 きちんと訂正して撤回してほしいと要望する。
 
佐々木正行副委員長(公明)
 私どもがどうしても納得がいかない、今でも疑問に思っていることがある。共産の文教委員会での委員の発言であります。不適切な発言があったときに、その真意を何回も問うたときに発言内容が二転三転する。

 本人の記憶がどうだったかという極めて個人の記憶の中での話で、会派のコンセンサスが取れていなかったからそういう発言になったというのは、まったく理解できない。何なのかと、今でも疑問に思っている。

 そして、共産があらためて認識してほしいのは、そのことによって自らが代表質問や常任委員会での発言を辞退した事実がある。そのことを反省して誤った不適切なことは是正していくという発言があった上で、今回は加えてブログがあったので、共産のこれまでの謝罪の内容を書面で示して明確にとどめるべきと議運でも発言してきたが、この点についてはどう思うか。
 
井坂委員(共産)
 謝罪文のことだが、その文がどういう意味合いの文書になるのか少し分かりませんが、これまで議運などで正式な議事録が残るところで謝罪してきた。議会での発言の重要性や議事録に記載された重みを考えた時に新たに謝罪文を出すのは適当でないと思う。やはり議事録に残っている部分をしっかりと皆さんに見ていただくしかない。
 
佐々木副委員長(公明)
 実際にその議事録を何度も読み返しています。その中で共産の発言が一般的には考えられないような発言をしているし、それを県民が読んでも分からない。議事録に残っているからいいという発言は、逆に適当ではないと思います。書面でしっかり書くべきだと思う。
 
井坂委員(共産)
 書面というが、その扱いがどういうものか分からない。議事録に残るのは重いものだと思っている。みなさんも議会での発言の重みをおっしゃっている通りで、重みを考えれば、あらたに提出するのは、適当でないと思う。
 
佐々木副委員長(公明)
 議事録を読んでいただきたい。さまざまな発言の中でものすごい分かりづらい表現をしている。はっきり分かりやすいように県民に謝罪すべきだと思って、それを諮っていた訳ですが、いかがか。
 
井坂委員(共産)
 謝罪はきちっと謝罪しているつもり。それを見ていただくしかない。
 
佐々木副委員長(公明)
 議事録に残っているから謝罪文を書けないということであれば、こういう態度を繰り返していると、先例の例外的な取り扱いについてもやむ得ないと考える。

 みんなで議論している中で、一方的に記者会見を行っている。まだ議論が進んでない中で、独善的な対応だという疑問もある。県民に分かりやすい謝罪文を書いて謝罪すべきというのが公明党の主張であります。
 
相原高広委員(県政会)
 井坂委員ね、まさにいまあなたが言ったように議運での発言は重いんですよ。重いの。その重い中であなたは前任の藤井氏もそうだが、反省、謝罪を述べ、かつ今後はもうしませんと誓約の言葉も述べている。その重みのある言葉が実行できないんでしょ。

 次も同じようなことが起きる。まさに、自ら言葉の重みを否定していることをしている。そこはしっかり認識しないと駄目ですよ。あなた自身が共産党委員が発言したその言葉の重みを否定してしまっている。それを認識しないと、話がまったくかみ合わない。自ら議運の言葉の重みがあるといっているが、それがなんら守られないできた一年。まずは自覚してください。
 
井坂委員(共産)
 確かに、私たちでの議運、委員会の発言は大変重要であると思っている。それと、代表質問の発言の制限とは話の次元が違うことだと思っている。私たちも発言を気を付けないということはそれはそれで、私たちも努力は必要だが、それと代表質問の制限は別の問題。
 

「共産党発言ミスの連発理解不能」



相原委員(県政会)
 あらためて、過日、議運で具体的な提案のあった二つの件(代表質問取り扱い、謝罪文で提出すること)については、いずれも妥当な判断だと思う。まさに残念ながら妥当な判断としかいいようがありません。

 この1年間強、前任の藤井議員、現在の井坂委員からは何度も議運委で反省の弁、謝罪の弁、そして今後は同じことは繰り返さないという誓約の言葉があったが、それにも関わらず問題発言、発言ミスの連発が今日まで続いている。

 私はこの行為自体がそもそも理解不能です。不可解としかいえない。なぜ県議がミスを連発するのか、率直に理解できない。毎回のように謝罪の弁などが述べられたが、そのたびにわれわれは期待を裏切られ続けてきた。大変残念としかいえない。

 県議会のルールは、これまでの先人の経験と知恵の積み重ねだが、そのルールをつくる判断の前提に、これまでの共産党の問題発言や発言ミスの連発などは想定していないんですよ。そもそも神奈川県議がそれほどまでに問題発言やミスを連発するという前提、想定になっていない。

 まさにルールの前提に達していない次元の話なんですよ。ただただ残念としかいいようがありません。それに対応するのは当然厳しいものが出るに決まっているんですよ、井坂委員には謙虚に受け止めていただきたい。われわれ自身も井坂委員には謝罪や制約の言葉を続けてきたが、われわれ自身もおかしいんじゃないかと言い続けている。全くもって残念な議論、時間を費やした。質問をしたいが、先月の議運で井坂委員には共産党のミス連発に伴ってさまざまな議運などで時間を相当使った。

 それについてまず自ら議会局にどれぐらい余計な時間を使ったか確認してください、その上でその時間に対してどのように対応すべきかと。当然、その部分は議会局から資料を取り寄せて、確認作業されたと思うが、それについてぜひご報告をいただきたい。
 
井坂委員(共産)
 先般、相原委員から時間の話をされた。ただ、議会で論議が必要と判断したのは私たちだけではない。みなさんが判断をして、そういう論議が必要だとなった以上、私たちはそれを計算して、その責任を負うということではないと思っている。その指摘は当たらないと思っているので、その確認はしていません。

相原委員(県政会)
 これは完全に意見が違うとしかいいようがないし、残念。これ、単純な話として、そもそも共産党の議員が問題発言やミスをしなければそもそもこんなことをしなくていい。問題の出発点だけは明確なんですよ。これだけはね、井坂委員、しっかりと認識しないと、誰もあなたとかみあった議論はできません。あらためて強く申し上げる。

共産党のミスについて



飯田満委員(県進)
 前期改選前の4年間を事例にして話したい。結党間もない政党があった。その中で当選回数も若い会派もあった。その会派が4年間、今回の共産のようなミスをしてきたかというと、そういうことはなかったと記憶をしている。

 この1年間の共産党の諸問題については、私の方からは控えたいが、あまりにもケアレスミスが大いのははなはだ遺憾である。先例の例外規定を設けるということについても、わが会派として賛同していく。
 
桐生委員長
 このような発言に対し、共産党はどのようにお考えか、整理した話を。
 
井坂委員(共産)
 これまでの共産の発言のミスなどの指摘がありました。しかし、今回の代表質問の協議の発端となったのは、3月24日の討論のことでありました。その関係について言えば、討論終結前にきちんと謝罪、訂正しておりますので、議会運営への影響は最小限に押さえられたものと思っている。

 そういうことからすると、やはり代表質問に制限を加えるということには到底当たらないと思っている。そもそも、代表質問は県民から付託を受けた議員と会派の発言権に関わる問題。少数意見を尊重して、多様な意見を反映する議会の役割から考えても議会での発言に制限を加えるという、議会制民主主義とは相いれないもの。

 議会制民主主義の観点からも、代表質問に制限を加えることは到底認めることはできない。私たちが自らの発言について努力することは続けないといけないことだと思っているが、それをもって代表質問の制限には当たらないと言わなければならない。
 
相原委員(県政)
 12月、共産党は代表質問、文教常任委員会での発言を辞退したのはなぜか。
 
井坂委員(共産)
 議事録でも残っているが、文教委での発言の削除を求めて発言をした後に、議運の会派の発言の二転三転があり、議会運営委員会に大きな支障を来したということを私たちは重く受け止めました。

 自分たちの発言を辞退したのは本当に断腸の思いで決断したが、それだけ議会運営に協力しようという気持ちを示す意味でそういう形をとった。本当につらい決断だったが、私たちは自分たちなり責任を取ることはあるが、このような形で制限を受けるというのはおかしいと言わなければならないと思います。

相原委員(県政)
 辞退に値することをしたという認識を持っているということか。
 
井坂委員(共産)
 どれが代表質問の辞退に値するかという判断は非常に難しいものでした。ただ、団としての責任をどう果たすかという意味で一つの選択肢として選択した。それぞれの事態が起こってみないと、どういう問題が代表質問辞退に値するかは判断がつかないが、12月の時点では重い決断をしたということ。
 
相原委員(県政)
 井坂委員は代表質問を制限することに疑問ありと言っているが、代表質問を辞退することは自ら判断したんだと、制限をかけられて代表質問できないのは納得できないんだと。形は実は一緒なんですよね、代表質問をしないという意味では。

 それ自体を問題としているの?それとも何?辞退して代表質問しないのは何ら問題なくて、それ以外の形で代表質問ができないのは問題だと言っているわけ?
 
井坂委員(共産)
 発言を辞退することと、自らの発言に対して他のところから発言に制限をかけられるかは本質的に違う問題だと思っている。基本的に議会の中で発言するかしないかは、あくまで議員の問題だが、発言の制限は県民から付託されたその議員の発言を他の人から奪われることになるので、これは大きく議会制民主主義の根幹の問題として大きく性質が違う問題だと思う。そのことを捉えて、私たちが辞退したのと今回の問題は質的に違うと思う。
 
相原委員(県政)
 私は井坂委員の発言は100%そのまま受け取る訳にはいかない。代表質問を辞退する、そういう該当する行為があれば、しないのが当然なんです。今後もそうだが、同じことをしたら当然辞退するのが一貫した対応なんですよ。

 ただ、井坂委員の発言をみると、昨年12月のときは、自ら問題を起こしたので辞退すると、でも今後は同じことをしても辞退する気がないとしか受け止められないわけよ。だから回りからも考えないといけないという、こういう議論になるんですね。基本的に謙虚な受け止めというのは、まさに代表質問を辞退するようなミスをしたら、当然やらなくちゃいけないんですよ。

 ただ、私は12月のときには自らの自覚と責任で辞退されたのは一定の評価する。ただ今後は井坂委員の責任と自覚において、そういう対処をしてもらうことに期待感が持てない。なぜなら度重なる同じ事を繰り返しているから。それは受け止めてもらいたい。
 
井坂委員(共産)
 12月のことと今回の件を考えると、3月24日の討論の問題については、やはり討論終結前に議長にもしっかり判断していただいて、訂正して採決にはおおきな影響を及ぼさなかったというふうに思っています。議会運営の影響は最小限に抑えることはできたと思っているので、そういう一つ一つの事案を考えた時に、今回の問題が代表質問を辞退するようなことだとは考えていない。

 まずは私たちが発言をきちっとしていく、ミスをしないことが大事だと思う。この先どんなことが起きるか分かりませんが、それはその時に判断するしかないと思っています。
 
相原委員(県政)
 どんなことが起きるか、そういうことがないようにしてほしい。今後も同じ事が起これば自ら辞退するのが当然、それが一貫した態度、一貫した考えだ。しかし、今後については残念ながらそういった対応が期待できないと感じている。
 
長田進治委員(自民)
 共産党とその他の会派の見解の相違というのは埋まるはずもないですから、採決をとって進めてください。
 
竹内英明委員(自民)
 ちょっと待って、今の議論を聞いてどうもしっくりこないのは、私たちは別に制限をすることが目的でやっているわけではないことを確認してほしい。交渉会派としての成熟度に達していないんだと思う。藤井議員から井坂委員に変わって期待したが、同じことが起きている。こういった状況を考えると残念な気持ちも僕はしている。

 代表質問の権限を制限するということは結果的な手法であって、本来はそこのところをもっと分かってほしい。成熟していないんだと思う、会派として。だからこの1年間にミスが多かった。だから、しばらくの間、本当は自粛してほしいと思っているが、そこはできないということならば、一定のペナルティーとして制限するということに各派で達したんだと思うよ。そのことを、制限ということを真っ向から言われるとそうじゃないから。

 たぶん、共産党の関係の方とか、レッドパージだといっている人はそこを取ってい言っているんだと思うが、これは1年間の経緯の中ですよ。この年度の最終章で、また是正がされない。未熟のままの共産党に対し、ここは少しペナルティーを課すこと判断したことは非常に問題は重いと思っているし、理のある話しだと思っていますよ。それで記者会見までやられたのでね。

 未来永劫(えいごう)制限するなんて言っていない。ある程度のレベルに達するまで頑張っていただき、その段階で議会運営に協力してもらい、発言もすればいいと思う。ただ、そこに達していないということをどうか井坂委員に、ご理解していただいていると思うんだが、そこは肝心だということをあえてここでは言わないと。じゃないとこの場で僕らがこぞって共産党の代表質問の権限を制限したり、奪うということだけが表にでるような話では全然ないんで、そこは心外なんで、あえて発言した。その上で、これ以上やっても平行線なら、採決の方向で、それを行使していただいていいと思う。
 
井坂委員(共産)
 成熟していないというご指摘があったが、発言のミスについてはこれからも努力しなければならないと感じている。しかし、成熟しているというのがどういう基準なのか、それは県民が判断する中身です。そういう中身で、制限を、ずっとではないということだが、県民から付託を受けた私たちの発言権を制限することは私たちは納得できない。そのことはお話をしておきたい。
 
竹内委員(自民)
 今のことだが、別にすべて会派として未熟といっているわけじゃない。議会運営を僕らと同じ立場でやる上においてはまだ成熟に達していないと言っていて、すべからく僕は否定しているんじゃないよ。県議会の権威ってあるわけだよ。伝統も歴史もルールもある。そこに達していないということを言っているんで。会派のすべてが未熟だといっているわけじゃない。
 
齋藤委員(民進)
 井坂さんね、すごい堂々強弁されているんですよ、自らの正当性を主張されている。すごい違和感があったのがなぜか少し見えた。一つ一つについての受け止めが謙虚じゃなかったからこうなっているんですよ。

 県民企業、文教委、チラシの問題、代表質問を辞退したけれど、直後に討論でミスを犯したた。今度はまたブログが出てきた。たぶん、一つ一つ句読点をつけて、きちんと受け止めて、言葉通り本当に反省して丁寧にやっていたらその次の課題は起きていない。未熟だというのはそこのところを指していて、一つ一つ丁寧に受け止めないで次のことを繰り返している。

 だから謝罪の言葉があったって、同じことを繰り返すんでしょって。1年間膨大な時間を使い、しかも政策論議ではない、極めて単純なミスの繰り返し。そのことは申し訳ない、注意すると言ってここまで来ていて、言葉が他会派は受け止められない状況になっちゃっているっていうことだよ。そこにきて制限されるということについて言うが、制限じゃなくて、果たして代表質問をやる交渉団体にふさわしいのかということについて大きな疑問符がついたということ。

 県民にとって出口だけで見ると一つの交渉団体に代表質問をやらせないということだけが見えて、いかにもよってたかっていじめていると見えるんだが、そうではなく、積み重ねの中で、代表質問ができる交渉会派にふさわしいのか、いや違うという、単純にそれだけのこと。政策論議じゃないですもんね。これは。

 一刀両断するのもそうでしょう。水ビジネスの話も。一刀両断したでしょう。そういうことに対する謙虚のない態度。そういうことについて我慢ならなくなっている。議会基本条例の5条、議会事務局、どう書いてあるか。
 
(議事課長) 基本条例第1項、議員は議会活動を円滑に実施するために会派を結成することができる
 
齋藤委員(民進)
 要するに円滑に議会を運営するために会派が結成できるということ。先例で決まっているが、4人以上の会派は交渉団体だと。交渉団体だというのはあえて書いていない。先人の知恵で、おそらく。その中から読み取れるのは、交渉団体は責任を持ち、円滑な議会運営を行うために相互に協力する義務を負っているんですよ、お互いさま。みんな考えが違うから他会派になっている。

 よってたかってあなたをいじめているんじゃない。それがこういう結果になっているということは議会活動を円滑に行うことを著しく阻害しているでしょう、あなた方が。1年間の蓄積でこうなっていることをもう少し謙虚に受け止めたほうがいいよ。

 代表質問を奪う、制限だけを指してここに至っている訳じゃない。そうせざるをえない苦渋の選択になっているという痛み、そこについても理解する、そういう姿勢が問われていると思う。

 

採決望む声「採決により…」。「ちょっと待って!」


相原委員(県政)
 議事進行!
 
桐生委員長
 このまま協議を継続しても意見の一致が得られないと思われますので、採決により…
 
土井隆典議長
 ちょっと待って!今、いろんな会派からの意見を聞き、また議論を聞いた中で、先ほど協議が始まった中でね、結論めいた意見がほとんどだったのはこれはもうしょうがないことなのかもしれないし、それを受けて委員長が採決に入ろうとしたことは致し方ないことだと思っています。

 ただね、1年間、議会運営の場にいて、いろんな共産党の起こした問題について、委員会のメンバーと、この問題について真摯(しんし)に対処してきたのも目の当たりにしてきた。問題が起きたのは、各定例会会期中であり、協議し、時には正副委員長が共産党まで出向いていろんな話し合いをしながら、打開策や謝罪の仕方を模索しながら結論を導いてきた。このようなことが毎回のように行われてきた。

 ただ、今回のことについては、やはり閉会間際に起きたことだということもあって、今までのような開会中に意見の開陳や打開策の模索だとか、お互い納得できる結論を導き出す議論する時間がなかったのもこれまた事実。

 そして、4月11日にこの開かれた議運で、5月11日に議論することを決めた訳です。今までの議運のメンバーだと、みなさんの思いを考えれば、私自身も1カ月あるんだから、閉会中とはいえみんなで集まって、打開策がないか、妥協点はないか議論をする時間はあったと思う。

 ただ、私が遺憾に思ったのは、4月15日だったかな、共産党が急きょ記者会見を開くと。しかも、ここでもう言っちゃいますが、たまたま私が登庁して会見まで間があったから井坂委員にお話をして、「会見をしたら議論の場はなくなるよ」と。

 井坂委員はこれはもうやめられませんと、会見に挑んだよね。そこでこの5月12日にいたって。あの会見があった時点で、完全にその道は閉ざされたわけ。だから私は一部マスコミ報道にもあったように極めて遺憾で、まだまだお互いに妥協点を見いだせなかったかとコメントを出した。しかし、今考えればその間、メンバーが集まることがなかったのも事実だし、他会派のメンバーが集まることもあり得ないと分かっていたけれども、今回こういう協議が始まった中で、もう結論ありきで議運に挑まざるを得なかったという他会派の状況もよく私は理解しています。

 しかし、せっかく久しぶりにというか、こうやって協議をする時間がまだまだある状況に今置かれているんですよね。延会手続きをとって12日になったが、今日1日だけでも再度集まってもらい、各会派でもいろんな打開策があるかどうかも検討する時間があるんだから、委員長今採決をとらないで、今日1日でもいいから、そういった努力をみんなにしていただきたい。議長としてお願いだけさせてもらいたい。
 
桐生委員長
 議長は再度実行したらどうかという話しだった
 
長田委員(自民)
 それは大変ありがたい話だが、ここまで議論してきて意見の違いが埋まらない。これ以上、われわれは採決をするつもりで来ているのでそれはどうかと思います。

齋藤委員(民進)
 議長からの大変重たいご発言でありますが、本当に議長からこういう話しをいただくこと自体が情けないですね。悲しい気持ちですよ。県会議長から、こういう事態に陥って、苦渋の決断で自民党さんも提案されたのではなく、致し方ない状況をこの1年間つぶさに見て来たのであれば、膨大な時間を使ってここにきていると。結論だけいったら県民に分かりにくいかもしれないですが、そうせざるを得ないっていう状況にここに来てしまっているということだから。

 議長にそうしたご提案をいただいて、お言葉を返すのは無礼だと思うんだが、まさに正副議長がご覧の通りだから。少数だからうんぬんではなく、極めて次元の低い稚拙なミスの繰り返し。謝罪しても同じ過ちが繰り返される。膨大な時間を使ってきた。これはまあ、苦しいところだが、そういう判断をせざるを得ないと思う。
 
佐々木副委員長(公明)
 議長の発言については極めて重く受け止めないといけない。しかし、今までの共産党の発言や会報誌、極めて独善的な発言が多いし、他会派は全部否定して自分たちだけが正しいというようなところもある。それが繰り返されてきた事実は現状認識としていかがなものかと思っています。

 そういう苦渋の選択をしていかないといけないということになったが、私どももしっかりと、発言の議事録に残っているからいいというのではなく、しっかりと分かりやすく、県民に謝罪分を出すべきだと発言させてもらった、その猛省がない。今回のブログについても慣例的というような極めて軽いような表現をして、そして、それが当たり前だというような発言についてはもう本当に反省がない。踏まえると、今回の決断は致し方ないと私どもは捉えている。
 
相原委員(県政)
 土井議長からの発言を重く受け止めたい。会派に戻っても内容をしっかり周知する。ただ、私の立場からは議長の発言に対して賛否を申し上げるのは僭越(せんえつ)だと思うので、言及をしないのがいいのかなと思っている。

 ただ、井坂委員の言い分は、1年強にわたる積み重ねの結果、今日に至っている。井坂委員については自分なりにより冷静により穏やかに発言しているつもりだが、率直にいうとかなり怒っております。そもそもそれまで共産党の委員がいった反省や謝罪の気持ち、疑っております。

 誓約の言葉も何度もありますが、本当に心から誓っているのか疑っている状況なので、大変複雑な思いとしながらも、代表質問の取り扱いの件、これまでの経緯も妥当だと言わざるを得ない。
 

議事は進行促す声


飯田委員(県進)
 議長のお言葉にもの申すわけではないが、これまでも議論を尽くしてきたし、これ以上溝が埋まるとは到底思えません。従って議事は進行していただいたほうがいいと思います。
 
井坂委員(共産)
 議長からもう少し話し合いをしてみたらどうかという話がありました。今の状況を考えると、このままだと私たち代表質問、できないという状況になる。私としては少しでも私たちの話す内容をぜひ受け取っていただきたいと考えているので、みなさん考えていただける時間があるなら、そうしていただきたいと思います。ただこの間の発言を聞いていると、難しいのかなとも思います。
 
竹内委員(自民)
 代表質問の制限で議論になったが、もう一点の謝罪文については一定のコメントをいただいていないが、どういうお考えなのか。
 
井坂委員(共産)
 謝罪文についても、議事録に載っている中身であります。議会での発言の重要性を考えると、書面の扱いもはっきりしない。議事録に残っているということのほうが大切だと考えている。適当ではないと考えている。
 
竹内委員(自民)
 僕も議運はだいぶ長く経験した、いろんな事はあった。だけど議長が自らこういう提案するということは、かなり覚悟を決めてということだと思うよ。ただ、この流れはそういった思いを僕らも持ちながら、やはり分かってもらえないと。

 そこで制限を加えるということに一定の意見が流れた中での議長の発言。ただね、過去にこういったことってないわけだから、改めて、もう一度、僕が一番長老になるのかな、もう一度議論を。ただ問題はね、大事なことなんだが、慣例だと言い切ってしまうようなあなたの考え方だけじゃない、会派としての考え方だと思うが、そこはもう少し誠実になってもらいたい。

 私たちはそういったことが、不信感の積み重ねになってしまっているんですよ。これを慣例だと思うのはいいが、言い切ってしまってはいけないわけだよ。慣例ではないから。そこをもう一回ね、他のみなさんともしっかり共有をしていただいて、円滑な議会運営ならそういったことを慎もうということになってくれないと。そういったことを改めて団としてもう一回考えてもらうという前提があるならば、議長が覚悟を決めていっているなら、もう少しの議論の時間を費やしてもいいのかなと思います。

 ただ、僕らの思いは、非常に安直にこの結論に達した訳じゃないから。1年かけてのいろんな思いがあってのことだから、僕らも簡単に、はい分かりました、言いなりになりますということはならない。でも一定の猶予、妥協点として見いだせるのかなと私自身は思っている。

 後はみなさんに、これは全員の思いだから、確認してもらって進めてもらって。今言っている意味は分かってくれているかな。慣例だって認識するのはいいんだが、言い切ってしまってはいけないんだよ、この場で。
 
井坂委員(共産)
 私は慣例的に行われているからそれでいいと話しているとは思っていない。決まっていないことを書いたからこそ、正式に決まっていないことを書いてしまったということで加藤委員にも削除をしてもらうなり、訂正してもらうなり、全く無視しているというつもりはないんだが。私たちの発言についての努力はこれからもしていく。
 
竹内委員(自民)
 あなたは団長であって、議運の委員で、あえて言わせてもらうが、ぜひそういったことを軽薄に受け止めている加藤委員みたいな人がいたら、これは慣例だというべきじゃないということを言って訂正してほしいと思うよ。

 間違いは誰にでもある、でもこれを慣例と言われてしまったら私たちは黙っていられないんですよ。そこも謙虚に受け止めてほしいという、その姿勢ね。そこを何となくでいいから、言っている意味分かるよね。分かってくれていると思うんですよ、そこを理解できるなら、まだ多少の議論の余地があるんだろうと思うよ。だけどそこのところが分からなくて言語道断だといわれたら、もう無理だよ。

 そこのところだけ、まあ、すべて分かりましたと言ってもらいたいわけじゃないが、何を言いたいのかと言わんとしていることは分かるよね。他の会派のみなさんもみんなそうなんだよ。最初に始まった時の議運ってこうじゃないかった。加藤委員の「県民福祉の向上につながらない」と言われてしまった、断定されたところから始まった議論だから。いまだに僕はあれは言ってはいけないと思っているから。そこの反省がないから、また同じことを繰り返すんだと思う。そこは謙虚になってもらいたいな。
 
井坂委員(共産)
 今までの指摘についてはいろんな場面で謝罪もしました。それは本心だし、団としても確認していることです。間違い、発言のミスがあったことは、本当にこれからも努力を続ける。

 ただ、私たちの考えをきちんと示していかないといけないということも、やはり私たちは県民から信頼を得て議会に来ました。その代弁者としてしっかり発言しなきゃいけない、自分たちの考えをしっかり発言をしなきゃいけないということも事実。それは述べていきたい。さまざまな指摘を受け止めながら、議会活動をしていきたい。

「質問制限が目的じゃない」


竹内委員(自民)
 議論とか会話はキャッチボールだから、相手の思っていることがなるほどそういうことかというふうに認めながら対話をしていかないと分かり合えないと。こう決めたから私たちは揺るぎありませんという姿勢で臨まれたらそれは議論にならない。そこの僕らが言っていることを分かってほしい。

 さっき言ったように、代表質問を制限することが目的じゃないからこそ、議長が言うなら、もうちょっと議論をしていいと思っているんです。目的はそれじゃないよ。そうならないような議運の運営を一緒にやろうよということの中に、結果としていきない?会派だから、もうペナルティーを科すしかないだろうと。最初からの目的じゃないから。それが、誤解しないで受け止めてほしい。そこのところも理解してほしいと。
 
佐藤光委員(自民)
 今、竹内委員がいっているのも神奈川県議会の議長、副議長というのは900万人を超える県民の代表の県議会のナンバー1、ナンバー2で、この選挙が簡単に慣例なんかで行われていないという認識はしっかりと持っていただきたい。

 その議長がこのタイミングで発言をされ、僕らもある程度の覚悟を持ってここに来ていたが、まだ幸か不幸か、昨日から今日に移ったわけで、考えようによってはまだ24時間残されている。1時間後に答えが出るかもしれないが、いったん正副委員長にお任せして、1回休憩した方がいいのでは。
 
桐生委員長
 ただいま、議長から各会派、再度熟考してもらいたいという発言があった。そしてまた、各会派からさまざまな話もあった。委員長としては、先ほどの議長の発言を重く受け止め、各会派におかれては再度、ご検討を願いたいと思います。ご異議ございますか。
 
<返事なし>
 
桐生委員長
 よろしいでしょうか。再度ご検討するということで。
 
佐藤委員(自民)
 検討できるかどうかもう一回集まってやりましょうよ。各会派が。だから暫時休憩にしてもらえたらいい。
 
竹内委員(自民)
 異議がないということなので。やっぱり土井議長の言葉っていうのは重いんですよ。今までこんなの僕はないから。それはつぶさに今までの経過をみている議長だからこそ、今、こういったことを言葉に出して言ってくれたんだと思う。

 それは反対に僕らがやっていることだって…見てくれていたんだと思うし、もともと制限することは目的じゃないといったけど、そんなことじゃないから。それについて、井坂議員との議論はあらためて受けるしかないという思いです。そこだけは最後、言っておきたいなと思った。
 
桐生委員長
再度ご検討を願いたいが異議ないか。
 
<異議なしの声>
 
桐生委員長
 そのように決します。ここでいったん委員会を休憩します。異議ないか。
 
<なし、の声>
 
桐生委員長
 異議がないと認め、そのように決しました。委員には相談申し上げたいことがあるので、そのままお残りください。


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