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五輪向け羽田へクルーズ船 横浜-水道橋間で社会実験

社会 神奈川新聞  2016年05月03日 09:21

横浜と羽田空港、水道橋を結ぶ航路に就航する「ジェットセイラー」 =2日午前9時30分ごろ、横浜市神奈川区
横浜と羽田空港、水道橋を結ぶ航路に就航する「ジェットセイラー」 =2日午前9時30分ごろ、横浜市神奈川区

 羽田空港と横浜・みなとみらい21(MM21)地区、東京・水道橋を結ぶクルーズ船が就航する。2020年の東京五輪を見据えて、水上交通を観光資源として活用する国土交通省の社会実験の一環。観光客やホテル宿泊客を誘導することで横浜の内港地区(インナーハーバー)の活性化などを狙うもので、今後は定期運航を目指す考えだ。

 新たな航路は、横浜ぷかり桟橋(横浜市西区)から京浜工業地帯をつなぐ京浜運河を通って羽田空港船着場に着き、さらに運河を北上して東京湾、隅田川を経て水道橋までの計約40キロを結ぶ。5月14日から6月28日までの8日間、有料で乗客を募って1日1往復し、定期運航に向けた課題を検証する。

 運航を担う旅客船運航会社「ケーエムシーコーポレーション」(同区)は新造クルーズ船「ジェットセイラー」(16トン)を就航させる。紫色の船体で全長約16メートル、定員最大50人。ぷかり桟橋-羽田を1時間、羽田-水道橋を1時間50分で航行する。

 同社は2014年から別のクルーズ船を使い、日曜限定でぷかり桟橋-羽田-東京・お台場を運航している。今月2日に横浜港にジェットセイラーを進水させた熊澤喜一郎社長(57)は「穏やかな運河を航行するため、天候に左右されず時間通りに運航できる特長がある。20年までにはジェットセイラーを軸に定期運航ができる体制をつくりたい」と意気込みを話す。

 国交省は、一連の運航実験を通して、累計で1万人近い利用を見込む。担当者は「定期運航が実現すれば観光客だけでなく、プロ野球やサッカーのJリーグの京浜対決でファンが利用するなど、多彩な使われ方があるのでは」と期待する。

 乗船料金は横浜-羽田が2650円(土日4千円)、羽田-水道橋が3千円(同4500円)。申し込みは、羽田旅客サービスのウェブサイト。



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