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心の復興へ長期支援を 日赤県支部救護班が報告

社会 神奈川新聞  2016年04月28日 10:17

益城町総合体育館の診療所で活動する救護班のメンバー=20日(日赤神奈川県支部提供)
益城町総合体育館の診療所で活動する救護班のメンバー=20日(日赤神奈川県支部提供)

 熊本地震の被災地に派遣された日赤神奈川県支部救護班による報告会が27日、横浜市中区の同支部であった。班長を務めた横浜市立みなと赤十字病院救急部長の中山祐介医師(41)は「被災者の心の復興に向け、二重三重の支援に長期的に取り組む必要がある」と指摘した。

 神奈川からの第1陣として医師や看護師ら10人で20~22日に現地入りした救護班は、避難所となっている熊本県益城町の総合運動体育館や熊本市内の熊本赤十字病院で主に活動。車中泊に伴う足のむくみ、余震によるめまいや睡眠障害に悩まされている人のほか、発熱などの症状を訴える子どもの診療に当たった。

 「トイレ待ちの列に並ぶのが嫌で水分補給を控えているという女性にアドバイスし、被災者の不安やストレスを取り除くことに努めた」と中山医師。車中泊の避難者にエコノミークラス症候群への注意を促すパンフレットも配った。

 また、下痢や嘔吐(おうと)を訴える患者が出始めていた避難所では、感染対策として屋内の居住スペース近くまで土足で歩いている状況を改善するよう助言した。「問題が多岐にわたる避難所もある中、行政のマンパワーが足りていない。支援を続ける地元の人への支援が必要」と被災地の厳しい状況を訴えた。

 神奈川からの第2陣として秦野赤十字病院の救護班が28日から活動する。


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