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南部市場に横浜魚類
量販店需要に対応 低温物流施設が完成

経済 神奈川新聞  2016年04月26日 11:29

物流スペースの運用が始まった横浜魚類の施設「南部ペスカメルカード」 =横浜市金沢区
物流スペースの運用が始まった横浜魚類の施設「南部ペスカメルカード」 =横浜市金沢区

 水産物卸の横浜魚類(横浜市神奈川区)が同市金沢区の横浜南部市場に建設していた低温物流施設「南部ペスカメルカード」が、3月末に完成した。水産物加工の機能を備えた物流拠点として、原料調達から加工、商品化まで一貫して対応。コールドチェーン(低温流通体系)を維持して量販店の水産物需要に応える。6月からの本格稼働を目指す。

 同社が4億5千万円を投じて整備した。建物は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約3108平方メートル。同市場水産棟で、昨年3月まで別の水産物卸会社が競り場として使っていたスペースに設けた。

 物流スペースの温度は商品別に10度と4度に設定し、鮮度維持に配慮している。マグロ低温庫や原料解凍室、加工室なども備えた。24時間体制で稼働する。

 物流スペースは先行して運用されており、商品の包装や値付け、配送先別の仕分けなどが行われている。荷積みを行うトラックバースは5台分用意された。

 同社は、市中央卸売市場本場と南部市場の統合を契機に物流施設の設置を検討。量販店向け水産物加工・販売を手掛ける関連会社・横浜食品サービス(金沢区)も今後、南部ペスカメルカードに物流2施設を移転統合する。

 横浜魚類の石井良輔社長は「物流コストを削減できる上、原料の大量仕入れがしやすくなる。加工技術や販売網を持つ横浜食品サービスと連携を深め、南部市場の活性化や地域経済への貢献につながる事業展開を図りたい」と話している。


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