1. ホーム
  2. カルチャー
  3. 服装で知る女性の生き方 ポーラ美術館

服装で知る女性の生き方 ポーラ美術館

カルチャー 神奈川新聞  2016年04月24日 11:33

英国の高級官僚夫人を描いた「ミルマン婦人の肖像」(写真右、1877年、エドワード・ジョン・ポインター作、山寺後藤美術館)と、ベルベットとレースを用いたアフタヌーン・ドレス(1870-80年代、英国)
英国の高級官僚夫人を描いた「ミルマン婦人の肖像」(写真右、1877年、エドワード・ジョン・ポインター作、山寺後藤美術館)と、ベルベットとレースを用いたアフタヌーン・ドレス(1870-80年代、英国)

 5月に財団設立20年を迎えるポーラ美術館(箱根町仙石原)で、女性の美に焦点をあてた企画展「フランスの絵画と化粧道具、ファッションにみる美の近代」が開かれている。

 女性たちの生き方や思想について、服装や持ち物などを通じて感じ取ってほしいと、約1万点ある絵画や化粧道具などのコレクションから19~20世紀の作品を中心に58点を選んだ。さらに、東京・上野の「国立西洋美術館」など5館から絵画8点を借り受け、当時の世界を立体的に感じられるように演出した。

 シルクやレースなどでできた繊細なドレスは文化学園服飾博物館が提供。ドレープをたっぷりと使った絹の豪華なドレス、巧みな細工が施されたゴールドのネックレスなど美しい品の数々を前に、来場者は近代フランス社会の空気を感じながら眺めていた。

 横浜から来場した60代の女性は「女性たちが手にした扇で、『愛している(扇でほおを横になぞる)』、『嫌い(扇で手をなぞる)』など、相手に思いを伝えていたことを知りました。絵の中の秘密を解いていくようで興味深かったです」と感心していた。

 昨年9月に来場者300万人を突破した同館。碓井健司副館長は、リピート率が3割と高いことを喜びながらも、「常に新しい感動を与えることができるよう進化し続ける美術館でありたい」と話している。

 9月4日まで。午前9時~午後5時。会期中の休館日は、展示替えを行う6月16日のみ。問い合わせは同館電話0460(84)2111。

















シェアする