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大涌谷1年ぶり“再会” 箱根ロープウェイ再開

社会 神奈川新聞  2016年04月24日 02:00

姥子-大涌谷間を運行する箱根ロープウェイのゴンドラ内から、立ち上る噴煙を撮影する観光客=箱根町
姥子-大涌谷間を運行する箱根ロープウェイのゴンドラ内から、立ち上る噴煙を撮影する観光客=箱根町

 箱根山・大涌谷周辺の火山ガスの影響で、桃源台-姥子間のみだった箱根ロープウェイが23日、大涌谷駅までの運行を再開した。全線で運休となった昨年5月以来ほぼ1年ぶりに、観光客が箱根観光の拠点・大涌谷に入った。

 運行再開を前に、乗車地の桃源台駅には約200人が列をなした。先頭は小田原市に住む会社員、佐藤奈々さん(38)。自然の偉大さを感じさせる大涌谷に魅せられ、何度も足を運ぶ佐藤さんは「昨日はドキドキして寝られなかった。大涌谷に“再会”できてうれしい」と笑顔を見せた。

 正午から、火山ガス対策用のウェットおしぼりを受け取った乗客が次々にゴンドラに乗り込み、大涌谷駅までの約2・5キロ、約20分間の“空中散歩”を満喫。もうもうと立ち上る白い噴煙を、ゴンドラや駅舎内から写真に収めるなどした。

 火山ガスの影響で駅舎の外には出られないが、大阪から旅行で訪れた中村サダ子さん(73)は「迫力ある噴煙地を間近で見られただけでも良かった」と喜んだ。同社によると、23日は1622人が乗車した。

 一方で、残る大涌谷-早雲山間の再開のめどは立っていない。桃源台駅近くの箱根町湖尻地区で営業する飲食店店主は「全線再開を期待してしまう部分があり、100パーセントのうれしさではない」と話した。

 ロープウェイの営業時間は午前9時45分から午後3時半まで。大涌谷駅に行くには原則、桃源台駅からの乗車のみとなる。


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