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「安保法と向き合う一助に」 反基地運動の活動まとめた本

社会 神奈川新聞  2016年04月22日 02:00

これまでの活動をまとめた本を手にする新倉さん =横須賀市役所
これまでの活動をまとめた本を手にする新倉さん =横須賀市役所

 米海軍横須賀基地(横須賀市)周辺で、反基地・平和運動を続ける新倉裕史さん(68)が、これまでの活動をまとめた「横須賀、基地の街を歩きつづけて」(七つ森書館)を出版した。「安保法が成立した今、この街での経験は安保法制と向き合う一つの答えになるのではないか」と話している。

 新倉さんは、市民団体「非核市民宣言運動・ヨコスカ」や「ヨコスカ平和船団」のメンバー。40年以上前から、横須賀基地周辺でデモや基地の調査を続けてきた。今回の著作は、これまでの運動を通して新倉さんが書きためてきたパンフレットや冊子に加筆したもので、「40年の集大成」となった。

 5章編成で、戦後の反基地運動の歴史、「よこすか海軍カレー」や「ヨコスカネイビーバーガー」など「基地の街」を打ち出した観光戦略の問題、自衛官を対象に行ってきた電話相談活動などを紹介している。

 本を通して伝えたいのは「対話と希望」。第4章では、2004年に基地周辺で海上デモをしていた市民団体のヨットと米軍警備艇の事故を紹介。市民団体のヨットのワイヤが切断され、最終的に米軍が謝罪した理由を、「糾弾より対話」を掲げて活動してきた経緯と結びつける。

 新倉さんは、「暴力より強いのは敬意」と強調。「反基地が何だかわからない人も読んで、人間くさい運動だと感じてほしい」と話している。

 定価1800円(税別)で、全国の書店で販売中。問い合わせは、非核市民宣言運動・ヨコスカ[ファクス]046(825)0157。


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