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障害者ら「第九」挑戦 神奈川フィルと川崎で31日共演

カルチャー 神奈川新聞  2016年08月30日 10:09

語呂に合わせて楽しみながら「第九」を歌う利用者たち=川崎市宮前区
語呂に合わせて楽しみながら「第九」を歌う利用者たち=川崎市宮前区

 障害のある人たちがベートーベン「第九」の合唱に原語(ドイツ語)で挑戦する「しあわせを呼ぶコンサート」が31日、川崎市宮前区の宮前市民館大ホールで開かれる。同区の障害者福祉サービス施設「あーる工房」では、10人の利用者らが練習に励み、晴れ舞台となるコンサートを心待ちにしている。

 同区役所の主催で17回目。障害の有無にかかわらず、一緒に音楽を楽しみながら互いの理解を深めることが狙いで、区内12の障害者施設や作業所に通う約150人が出演する。神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏で第九のほか「世界に一つだけの花」やアニメ映画「となりのトトロ」の「さんぽ」を合唱で披露する。

 出演者は、7月から音楽家による歌の指導を受け、作業中もBGMとして曲を流すなど、日々練習を重ねてきた。指導する声楽家の木下友里さん(27)は「相模原の事件を起こした容疑者の考え方は悲しい。障害がある人も無い人も、音楽を身体で感じることで、同じ気持ちが共有できるはず」と話す。

 第九の歌い出し、「フロイデ、フロイデ」の歌詞には、「風呂で 風呂で」などの語呂が振られ、練習に参加する加藤あいさん(29)は「難しいですけど、楽しい」と笑顔。毎年参加している吉野和史さん(42)も、「大きな声で歌えるのが楽しい。たくさんの人に聴いてもらいたい」と、来場を呼び掛けている。

 午後1時半~3時半。先着800人。入場無料。合唱に続き、第2部では声楽家とピアニストによる歌のステージと、同楽団の弦楽合奏が行われる。問い合わせは、同区役所地域振興課電話044(856)3134。


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