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日本初の西洋風宮殿建築 迎賓館で通年公開始まる

カルチャー 神奈川新聞  2016年04月19日 02:00

東京・赤坂の迎賓館で通年公開が始まった。最も格式が高い「朝日の間」
東京・赤坂の迎賓館で通年公開が始まった。最も格式が高い「朝日の間」

 国賓の接遇施設などに使用されている迎賓館(東京都港区)が19日から通年公開される。同館は1909年、当時皇太子だった大正天皇の東宮御所としてフランスのベルサイユ宮殿などを参考に建設された。日本初の西洋風宮殿建築で、2009年12月には旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)として、本館・正門・主庭噴水池などが明治以降の文化財では初めて国宝に指定されている。

 総工費約1千億円以上(当時約510万円)、約10年をかけて建設された白亜の宮殿は西洋風でありながら、正面玄関上部に日本武将の甲冑(かっちゅう)をかたどった青色の彫刻を設置。最も格式が高く、天皇陛下の表敬訪問などが行われてきた「朝日の間」のじゅうたんに、桜をデザインするなど和を融合させている。

 通年公開されるのは前庭、噴水が見事な主庭など。条約・協定の調印式などに使う「彩鸞(さいらん)の間」や、1枚7千万円とも言われる七宝焼でできた30枚の花鳥図が並ぶ晩さん会会場「花鳥の間」、朝日を背に女神が香車を走らせる天井壁や京都・西陣織でできた美術織物、金箔(きんぱく)を施したイスなどが目を引く「朝日の間」のほか、舞踏会会場として壁にバイオリンなどの楽器をモチーフにしたレリーフを用い、バカラ製のシャンデリアがまばゆい「羽衣の間」。「和のおもてなし」用の施設として1974年に誕生した「迎賓館赤坂離宮別館 游心亭(ゆうしんてい)和風別館」の主和室、茶室、和風庭園などとなっている。


 桜や松、竹など180種の植物を手入れしている庭園では今、パンジーやツツジが見ごろ。黄金のニシキゴイが悠々と泳ぐ姿も楽しむことができる。

 迎賓館として初めて迎えた要人は、74年の米フォード大統領。91年にはゴルバチョフ旧ソ連大統領、英ダイアナ元皇太子妃も訪れている。

 建物内の見学はこれまで、年10日だったが昨年11月、菅官房長官が観光立国実現のシンボルとして、有効活用しようと公開日の拡充を決定。日本の歴史や文化を一般に楽しんでもらうのが狙いだ。

 見学の申し込みは内閣府の公式サイトで事前に申し込むほか、当日も受け付ける。1日3千人まで。大人千円、中高生500円。前庭は申し込み不要で無料。問い合わせは一般公開テレホンサービス:03(5728)7788。




























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