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卒業は自立の架け橋
教室に行こう 大和市立南林間中学校

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神奈川新聞  2005年11月27日公開  

やけどしないように、ゆっくり飲んでね
やけどしないように、ゆっくり飲んでね

 3月4日。特別活動の時間。3年生がグラウンドに集合した。体育委員が実行委員となって企画した球技大会。公立高校の合格発表も終え、学年全員がこの日までに進路先を決め、「みんなで楽しもう」と、ドッジボールやキックベースなどで大にぎわい。

 こうした生徒たちの意気込みにPTAが賛同した。母親たちが語る。

「小学校の時はお手伝いをよくしたけれど、中学校に入ると学校に行く機会が減っちゃって」
「何か協力したいのよね」
「みんな知ってる子だから」

 今回はお湯を注ぐだけでできる「スープ作り」での応援だ。

 チケット制でオニオンスープとコーンスープの2種類。自分の種目の合間を見て、グラウンド脇に設けられたスープバーテントに生徒が集まりだした。

「どっちを飲む?」と母親たちが声をかける。

「私、オニオンがいい!」
「やっぱ、コーンでしょ!」

「熱い! でも温まるね」。生徒のおしゃべりが始まる。

「クラスの調子はどう? 勝ってる?」と母親たち。

「負けてイライラしてたけど、このスープで忘れちゃった!」
「みんな仲いいね」

「この学年で知らない子はいませんから。こういう行事楽しいです」。会話が止まらない。

「飲み終わった紙コップは、このごみ袋に捨ててね」

「コーンスープ、おいしかったです! 次は、オニオン楽しみにしてます」

「誰のお母さん?」と友人から声をかけられた生徒は、「知らない! 大人の人たちとは普段あまり話さないけど、こういう機会があると自然に話すことができて、いいじゃん!」と涼しい顔で答える。

 閉会式。生徒の代表が語る。

「これで、中学校最後で、最大の行事、卒業式に向かっていけます。中学校で養った力を高校でも発揮できるように卒業式を自分たちで成功させましょう」

 卒業式は自立への架け橋だ。


スープバーテントに置かれたつぶやきノートには、生徒たちからの気持ちがいっぱい
スープバーテントに置かれたつぶやきノートには、生徒たちからの気持ちがいっぱい

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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