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女児指挟まれけが 砂場の柵、改修へ横浜市公園

社会 神奈川新聞  2016年04月16日 14:00

2歳児がけがをした公園の砂場の柵と扉。現在は扉は撤去されている=横浜市栄区(栄土木事務所提供)
2歳児がけがをした公園の砂場の柵と扉。現在は扉は撤去されている=横浜市栄区(栄土木事務所提供)

 横浜市内の公園で2月下旬、女児(2)が砂場を囲む柵と扉に指を挟まれ2針縫うけがをしていたことが15日、分かった。昨年10月に同様の事故が他都市で発生し、国からの通知を受けて市が全公園約2600カ所の点検を進めている最中だった。今回の事故を受け、市は点検を前倒しで完了。126カ所で安全性に問題があるとして一時的な対策を施すとともに、今月中に抜本的な改修を完了させるとしている。

 市環境創造局や栄土木事務所などによると、2月23日午前10時半ごろ、同市栄区野七里1丁目にある野七里第二公園で遊んでいた女児が、砂場の柵の支柱と扉との間に左手の中指を挟まれた。柵は鉄製で高さ約1メートル。他の子どもが扉を開けた際に挟まったという。

 他都市での事故発生を受け、国は昨年11月、全国の自治体に安全対策を強化するよう通知。市は、ことし3月末までに市内全公園の点検を完了させるとともに、本年度中に改修工事などを行う予定だった。

 柵は犬や猫を入らせないためのもので、地域住民の要望などで設置するため、全ての砂場にあるわけではない。遊具メーカーの協会は、指挟みに配慮した構造にするとの安全基準を設けていたが、具体的な数値基準はなかった。

 通知を受けた市は昨年12月、扉を開けた際に柵の支柱と扉との間に25ミリ以上の隙間ができるよう安全基準を新設。今回の事故を踏まえ、隙間が全くないなど問題があった126カ所で、扉を撤去したり開いた状態で扉を固定するなど一時的な対策を講じた。

 同様の事故は過去10年間、市内では発生していないという。市の担当者は「再発防止に向け、4月中には安全基準を満たすための改修工事を完了させたい」と話している。


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