1. ホーム
  2. 話題
  3. 箱根湿生花園の指定管理者交代

箱根湿生花園の指定管理者交代

話題 神奈川新聞  2016年04月16日 02:00

「箱根観光施設」が本年度から運営している箱根湿生花園=箱根町仙石原
「箱根観光施設」が本年度から運営している箱根湿生花園=箱根町仙石原

 箱根町内の観光名所の一つである町立箱根湿生花園(同町仙石原)の指定管理者が本年度、それまでの町観光協会から一般企業の「箱根観光施設」に代わった。同園では近年、来園者数が減少傾向で、同社は「足を運んでもらえるような展開を考えていきたい」と話している。

 同園は1976年にオープン。例年3月下旬から11月下旬にかけて開園され、湿地帯をはじめ、高山など国内外の植物約1700種類を観賞できる。来園者数は96年度の約55万5千人がピークで、近年は低迷しており、同協会によると昨年度は約9万2100人(速報値)だった。

 2006年度から指定管理者制度を導入しており、同協会は指定管理者を1期5年で導入初年度から2期務めていた。だが次期指定管理者の選定に向けた昨秋の公募で、応募を断念した。

 そこに手を挙げた同社は、地元で旅館業を営む窪澤圭さん(45)が公募に合わせて立ち上げた企業。結局1社のみの応募で、同社が新たな指定管理者となった。地元・仙石原の出身でもある窪澤さんは「地元のために(観光名所の同園を)盛り上げたいという思いがあった」と振り返る。

 再雇用者を含めスタッフは約20人でこれまでと同規模。学芸員3人も引き続き再雇用された。植物の管理に手が行き届くよう、その日の出勤スタッフの半数以上を植物管理に充てているという。

 来園者数のV字回復には、人を呼ぶ仕掛けも必要となる。まだ構想段階だが、同社では、夜間営業を実施してホタルの観察会なども開きたいとしている。

 同園支配人の大野悟さん(52)は「人員の効率的な配置や園としての質の向上を心掛けたい」と話している。


シェアする