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富裕層向け事業を強化 リスト、ハワイに新拠点も

経済 神奈川新聞  2016年04月15日 02:00

 不動産会社リスト(横浜市中区)は海外不動産投資に関心の高い富裕層をターゲットに据えた事業の強化に乗り出した。海外の高級物件をリアルタイムに検索できるウェブサイトを2月末に開設したほか、ハワイに新たな営業拠点を開設。購入者向けサービスも充実させ、海外からのインバウンド需要にとどまらず、海外へのアウトバウンド需要にも応える。

 サイトは、世界的な高級不動産仲介ネットワークを持つフランチャイズブランド「サザビーズインターナショナルリアリティ」の検索サイトと連携し、リアルタイムで検索可能。米国を中心に、日本を含め63の国・地域の物件15万件以上を掲載する。一部は19カ国語にも対応。海外の富裕層に日本国内の別荘や高額物件の情報を提供する。

 ハワイでの事業拡大を目指す取り組みも加速する。オアフ島の不動産は2008年のリーマン・ショック後も値崩れせず、長期的に右肩上がり。同島アラモアナ地区では、大規模再開発事業に伴いタワーマンション型の高級コンドミニアムが多数建てられる計画もある。このため同社は2月、同地区にハワイ3カ所目の営業拠点を設けた。

 物件購入者向けサービスの充実も図る。家具のコーディネート・購入からハワイへの配送・設置まで日本国内で手配できるワンストップ型サービスを5月にも開始。複数の高級インテリアブランドが協力。「『物件に合う高級家具をそろえたい』という要望が多く寄せられていた。自社で個別対応してきたが、効率的なシステムの構築が急務だった」と同社。通訳や関税手続きは同社が行うという。

 さらに同月をめどに、購入者の渡航や現地での飲食物購入、部屋の清掃などを事前にスマートフォンで手配できるコンシェルジュサービスも試行する。

 同社は今年、リーマン・ショック以来初めて、在京テレビ局や日本発着の国際線航空機内でテレビCMを再開するなど、ハワイ施策を前面に打ち出す。担当者は「顧客に対する“究極のおもてなし”を通じて住まいの価値を高めたい」と話している。


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