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おもてなし支え25年 鎌倉ガイド協会 案内人育成に注力

社会 神奈川新聞  2016年04月14日 02:00

ツアー参加者を案内する鎌倉ガイド協会のメンバー(同協会提供)
ツアー参加者を案内する鎌倉ガイド協会のメンバー(同協会提供)

 古都鎌倉で史跡ツアーを企画するNPO法人「鎌倉ガイド協会」(鎌倉市由比ガ浜)が創立25周年を迎えた。100人近い会員が毎月、鎌倉周辺のスポットを案内。自前の研修で人材を育成し、国内屈指の観光地を訪れる人たちの“おもてなし”を下支えしている。

 「何より鎌倉に魅力があり、それを再認識して案内する人材が徐々に増えていったから」。四半世紀にわたり活動が続いた秘訣(ひけつ)を山田光利会長(72)はこう明かす。

 会員は40~80代の97人。班に分かれて毎月、鎌倉を中心に藤沢や逗子、横須賀などの神社仏閣や観光スポットを巡るツアーを企画、ガイドする。外国人観光客の案内は資格が必要なため対象は国内観光客で、修学旅行生など参加者は年間約2万6千人に上る。

 設立は高齢者の生きがいづくりと増え続ける観光客への対応のため、市が開いたシルバーガイド養成講座がきっかけ。受講生で「鎌倉シルバー・ボランティアガイド協会」を結成し、8年前にNPO法人化した。

 ガイド育成には特に力を入れている。2~3年に1度会員を募集し、書類選考を経て研修を実施。歴史学の教授らによる座学を9カ月間受け、“見習いガイド”としての評価を先輩会員に受けて独り立ちできる。

 「『今日のガイド良かったよ』『歴史がよく分かった』と言われると励みになる」と山田会長。「何度も鎌倉に来てもらえるよう、おもてなしの心で努力したい」と地道な活動を続けていく。

 18日まで、25周年を記念して鎌倉駅の地下道ギャラリーで活動を紹介する展示を行う。 


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