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中労委で和解が成立 神奈川フィル楽団員解雇問題

社会 神奈川新聞  2016年04月12日 02:00

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団(横浜市中区)の元楽団員2人の解雇を巡り、解雇は不当労働行為とする県労働委員会の認定を不服として、楽団側が中労委に申し立てた再審査は、11日までに和解が成立した。同日、2人が加入する労働組合が明らかにした。和解は8日付。

 楽団は県労委での不当労働行為認定と紛争の長期化に遺憾の意を表明するほか2人の解雇を撤回し、解決金を支払うなどとする内容。金額は非公表で、解雇撤回後に2人が合意退職することも盛り込まれた。

 2人はいずれもコントラバス奏者で、61歳と58歳の男性。既存の労働組合とは別の組合分会で活動し、2012年に解雇された。県労委は14年7月、楽団役員が組合活動を否定する発言を行ったことなどから「解雇は分会の弱体化を図ったものと推認できる」として、不当労働行為に当たると認定していた。

 2人の解雇を巡っては横浜地裁が昨年11月、解雇は無効と認め、楽団に賃金計約3千万円の支払いを命じ楽団側が控訴している。中労委での和解を受け、2人は訴えを取り下げるという。

 和解を受けて会見した2人は「今後も楽団運営の健全化を求めていきたい」。楽団側は「紛争の長期化を避け、前に進むために和解に合意した」とコメントした。


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