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慶応大、殿町に新拠点 共同研究や人材育成で川崎市と協定

経済 神奈川新聞  2016年04月12日 02:00

清家塾長(左側)と協定を交わす川崎市の福田市長
清家塾長(左側)と協定を交わす川崎市の福田市長

 ライフサイエンス分野の研究開発拠点の集積が進む川崎市川崎区殿町3丁目地区(キングスカイフロント)を関し、慶応大と川崎市は11日、異分野融合の研究や人材育成を進めるための連携協定を結んだ。協定に基づき、拠点となる殿町タウンキャンパスを1日付で開設した。

 連携協定は地区内の研究開発の促進を図るのが狙い。同大学のタウンキャンパスが他の研究機関や大学との協力関係づくりの中核を担う。

 同大学のタウンキャンパスは山形県鶴岡市、新川崎に続き3カ所目。殿町地区の川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)1階に設けた事務局に元外資系企業役員のオーガナイザー役の教員1人とスタッフ1人を配置。地区内で着手するプロジェクトの進み具合によって教員や大学院生などの数を増やしていく。

 同大は、殿町地区で遺伝子レベルの基礎研究や予防医療、再生医療など健康長寿につながる研究を展開する方針。立地研究機関と連携しながら共同研究プロジェクトを進め、複数の大学などから教員や大学院生が参加するという。

 具体的には▽同大の岡野栄之教授らのグループによる脊髄再生医療と「CYBERDYNE(サイバーダイン)」のロボット技術とを組み合わせたリハビリ・治療研究▽医療ビッグデータを活用した新薬・医療開発の効率化▽市立病院などと連携しビッグデータを活用した健康長寿の研究-などを予定している。

 同日、LiSEで協定締結後に会見した清家篤塾長は「殿町地区が有する国際的イノベーション拠点としての潜在力が最大限に発揮されるよう研究・教育の中核としての役割を果たしたい」、福田紀彦市長は「産官学の連携が促進され、次々とイノベーションを生み出す拠点となるよう願う」と期待を込めた。


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