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肺がん再発予防を 新ワクチンの治験開始

社会 神奈川新聞  2016年04月08日 02:00

 県立がんセンター(横浜市旭区)は7日、肺がんに対する新たなワクチン療法の治験(臨床試験)を開始すると発表した。手術後の再発予防を目的に、がんワクチンを投与する新療法を確立する狙い。最短で8年後の薬事承認を目指す。

 肺がんは、主に小細胞がんと非小細胞がんに分けられ、全体の約8割を占める非小細胞の患者が治験の対象。手術によってがんを切除し、化学療法(抗がん剤治療)を行っても、ごくわずかに残ったがん細胞が原因となって、再発するケースがある。

 再発すると根治治療は困難になるため、治験では再発前にがんワクチンを投与し、小さながんを抑え込む。手術によって肺がんが完全に切除され、補助的な化学療法を行った患者を対象に治験を行う。

 ワクチンは東大が開発し、治験は同大医科学研究所付属病院(東京)と国立がん研究センター東病院(千葉)を含めた3施設で、医師主導によって行う。対象者は3施設で計60人。2年間にわたってワクチンを皮下投与する。

 問い合わせは、県立がんセンターのがんワクチンセンター電話045(520)2227(平日の午前9時~午後4時)。


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