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被ばくクスノキ2世植樹 大和市

社会 神奈川新聞  2016年04月06日 02:00

「被爆クスノキ2世」の苗木を植える大和市の小学生と大木哲市長(中央)=3月25日、引地台公園(市提供)
「被爆クスノキ2世」の苗木を植える大和市の小学生と大木哲市長(中央)=3月25日、引地台公園(市提供)

 太平洋戦争末期に長崎市に投下された原爆で被爆したクスノキの種から育てられた苗木が、大和市柳橋4丁目の引地台公園に植樹された。市は「被爆の生き証人の2世」として、大切に育てていく。

 親に当たるクスノキは、爆心地から約800メートル離れた山王神社に向かい合ってそびえる2本。樹齢500~600年で、高さ約20メートル前後の長崎市の天然記念物だ。同市出身の歌手、福山雅治さんが楽曲の題材にした巨樹としても知られる。

 核兵器廃絶を目指す「平和首長会議」が「平和の象徴」として加盟都市に寄贈を続けており、大和市も3月に譲り受けて植樹した。昨夏に「平和学習」で広島市を訪れた大和市内の小学生らが手伝った。同市は1985年に平和都市を宣言している。

 山王神社の親クスノキは被爆で枯死しそうになったが、新たに芽吹いて樹勢を盛り返した。ただ原爆の熱線などによる後遺症や虫害で倒木の恐れがあり、樹木医による本格的な治療が決まっている。


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