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外国ルーツの保育士養成 奨学生第1号が入学

社会 神奈川新聞  2016年04月06日 02:00

専門学校の入学式で抱負を述べた第1期奨学生の女子生徒(左)=県立音楽堂
専門学校の入学式で抱負を述べた第1期奨学生の女子生徒(左)=県立音楽堂

 外国にルーツを持つ保育士の養成を支援しようと、かながわ国際交流財団などが「神遊協・神福協奨学金」を設立し、第1期生に選ばれた奨学生1人が5日、保育士資格取得を目指して専門学校に入学した。

 奨学金は同財団と横浜YMCAが神奈川福祉事業協会からの助成を受けて、2015年度に設立。学業終了後に県内の保育所等で保育士として3年以上勤務する意思などを条件に、3年間にわたり月5万円を返還義務なしで給付する。21年度まで実施予定。

 県内でも外国人定住者が増えていることから、外国にルーツを持つ保育士を養成し、語学力や自身の経験を生かして、外国につながる子どもや保護者らとの架け橋として活躍してもらうのが狙い。

 奨学生第1号に選ばれたのは、厚木市在住の女子生徒(18)。県内で働いていた父を追って8歳で母や妹とともにブラジルから来日し、日本語に苦労した時期もあったが、友人にも恵まれて今春県立高校を卒業。在日ブラジル人の集まりで幼い子の面倒を見るなど子ども好きで、保育士を志した。

 女子生徒は5日、YMCA専門学校合同入学式で、新入生代表としてあいさつ。式後、「普段の生活でも、両親や周囲のブラジル人のために通訳をすることがある。日本人からも外国人からも頼られる保育士になりたい」と抱負を述べた。

 同財団では第2期奨学生3人を募集中。問い合わせは同財団電話045(620)0011。


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