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「鶴見花月園」を“再現” 31日までパネル展

社会 神奈川新聞  2016年03月30日 02:00

大正末期の鶴見花月園を再現したジオラマも置かれているパネル展=鶴見区役所
大正末期の鶴見花月園を再現したジオラマも置かれているパネル展=鶴見区役所

 かつて東洋一の遊園地と称された「鶴見花月園」の講演会が29日、鶴見区役所で行われ、地元の郷土史家が歴史をひもといた。区役所1階では今月末までパネル展が開かれている。

 花月園は1914(大正3)年、新橋の料亭「花月楼(花月)」の主人、平岡廣高氏が東福寺境内に9・9ヘクタールを借用し、日本最初の児童遊園地として開園した。

 同区在住で花月園の著書もある「鶴見歴史の会」会員、齋藤美枝さん(70)が講演。「開園式には芸者が五色の布を持ちながら踊った」と話し、当時のモノクロ写真を見せながら華やかな式典を紹介した。

 第1次世界大戦の軍需景気を背景に観覧車や人工氷結のスケートリンクなど施設を拡充し、少女歌劇も催された。大正末期には東洋一と呼ばれる大遊園地となったという。

 齋藤さんは、少女歌劇の出演者が園内のお化け屋敷で来場者を驚かせたといった逸話を披露。「(33年に)京浜急行に経営権が移った後は、出演者の芸名も金沢文子や鶴見園子になった」と笑いを誘った。

 31日までのパネル展は、当時の園内を再現したジオラマや新聞広告などを展示。入場無料。午前8時45分~午後5時(最終日は午後4時まで)。

 鶴見花月園は50年に競輪場となり、2010年にその幕も閉じた。跡地は地区公園と住宅地として整備される予定で、今月に解体工事が始まった。


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