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閉校撤回して 「一方的」北綱島特別支援学校の保護者ら訴え

社会 神奈川新聞  2016年03月30日 02:00

北綱島特別支援学校に通う重度障害の児童と会見する保護者ら=横浜市役所
北綱島特別支援学校に通う重度障害の児童と会見する保護者ら=横浜市役所

 横浜市教育委員会の肢体不自由特別支援学校における再編整備計画で2018年度末の閉校とされた北綱島特別支援学校(港北区)に通う児童と保護者が29日、市役所で会見を開いた。閉校撤回を求めて4月にPTAの下部組織を立ち上げて市教委と協議を行うと説明。市教委は昨年12月に、閉校後の時限付きで他校の分教室とする案を提示したが、保護者は「教育環境として望ましくない」と訴えた。

 市教委の再編計画では、市立全5校で軽度から重度までの全ての子どもを受け入れ、居住地に近い学校に就学できるよう学区制に変更。北綱島は児童増加による過大規模化などを理由に閉校するとした。だが保護者の反発を受け、閉校後も在校生が卒業する26年度までは他校の分教室として活用する方針を示した。

 これに対し、保護者らは、閉校後は人口増加が続く市北東部に障害児が通う学校がなくなり、スクールバス乗車の長時間化で通えない子が発生すると指摘。分教室案についても児童生徒が減少するため教育環境が望ましくないと訴えた。

 同校児童(7)の母親(43)は「市教委から何度か説明の場もあったが納得できるものではない」と話した。別の父親は「市教委は保護者の意見を聞かず一方的に決めた。『再編理由は教育委員会会議で検討した結果』と説明したが、議事録にそのような記載はない」と不信感をあらわにした。


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