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パナ跡地
綱島にスマートタウン 水素活用も視野に

経済 神奈川新聞  2016年03月29日 10:47

綱島SST地区の全景イメージ(パナソニック提供)
綱島SST地区の全景イメージ(パナソニック提供)

 横浜市港北区綱島東のパナソニック事業所跡地で最先端の省エネ技術を取り入れたまちづくり「綱島サスティナブル・スマートタウン(SST)」の整備に着手しているパナソニック(大阪府)、野村不動産(東京都)、横浜市などは28日、構想の具体的内容を発表した。地区内にエネルギーを一括供給するセンターを設け、燃料電池車(FCV)に燃料の水素を充てんする水素ステーションも設置。近接する日吉地区の複合開発事業との連携を視野に、2018年春の街開きを目指す。

 敷地約3万7900平方メートルの核となるタウンエネルギーセンターは東京ガスと共同で整備。都市ガスを利用した熱電併給の仕組みを用いてエネルギーの共有を進め、エリア内の施設や集合住宅で冷暖房や給湯などに有効利用する。次世代エネルギーとして注目の水素ステーションは、JXエネルギーと運営する。また、慶応大が国際学生寮、小売り業のユニー(愛知県)がショッピングセンターを整備する。

 エリア内の05年比の二酸化炭素排出量40%減、生活用水使用量30%減、太陽光発電や燃料電池などの利用率30%増を目指す。

 SSTをめぐっては、開発に関わる事業者10団体と市が昨年12月、まちづくり協議会を発足。米IT大手アップルも今年12月のエリア内での操業開始をめどに拠点整備を進めている。約350メートル離れた土地でもマンションなどの複合開発計画があり、エネルギー共有などの連携が期待される。

 28日に都内で説明会を開いたパナソニックの津賀一宏社長は「藤沢市で手掛けたSSTの知見を生かし、都市型スマートシティーを実現したい」。林文子横浜市長は「業種や業態を超えて先進的なまちづくりを進め、市郊外部再生に向けた一歩としたい」と語った。


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