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業歴最長は1587年創業、小田原の「鮑屋」 県内の老舗企業

経済 神奈川新聞  2017年01月21日 17:00

 東京商工リサーチによる県内の老舗企業調査で、業歴が最長なのは安土桃山時代の1587(天正15)年に創業した小田原市の生鮮魚介卸売業「鮑屋(あわびや)」だった。豊臣秀吉が天下統一に向け、九州を平定した年に産声を上げたことになる。

 以下、1604年創業の石長(鎌倉市、卸売)、1615年の恵比寿屋(藤沢市、旅館・ホテル)、1625年の湯本福住(箱根町、旅館・ホテル)の順。上位20の老舗企業(すべて非上場)のうち、7社が小田原市と箱根町に所在。城下町や温泉場として栄えた地に根を張り、卸売や旅館業などを通じて、地域経済を支えてきた歴史がうかがえる。

 また、上場企業に絞った業歴ランキングでは、1872(明治5)年創業の「さいか屋」(川崎市川崎区、百貨店)が最長。1883年の飛島建設(同市高津区、建設)、1890年の宇徳(横浜市中区、港湾運送)、1895年のアンリツ(厚木市、電子機器)が続いた。

 老舗企業を業種別で見ると、小売・卸売・製造業が全体の6割を占める。東京商工リサーチは「環境変化に柔軟に対応してきたと言える。昨今は流通過程の短縮化やグローバル経済の進展で苦境に立たされている業種でもあるが、さらなる革新による対応を期待したい」としている。


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