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箱根山火山防災協議会
レッドゾーン緩和案認めず

社会 神奈川新聞  2016年03月17日 10:15

 火山ガスの影響で大涌谷周辺の立ち入り規制が続く箱根山(箱根町)の火山対策を検討している「箱根山火山防災協議会」の幹事会が16日、小田原市内で開かれた。町から提示された一切の立ち入りを認めない「レッドゾーン」を緩和する案について、地殻変動や噴火で緩んだ地盤の安全性などの調査が必要との理由から、現時点では認めない判断を下した。

 町は噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた昨年5月以降、安全対策を施しても危険なエリアを「レッドゾーン」とし、現在は大涌谷火口近くの蒸気井を中心とした半径150メートルの範囲を設定している。

 この日の幹事会で、町はレッドゾーンを調査した結果、地盤の空洞化や非常に高い数値の火山ガスが計測されなかったことから、(1)レッドゾーンを廃止(2)同じ蒸気井を中心とした半径100メートル未満を新たに「イエローゾーン」とし、研究者や観測者、温泉事業者に限り、個別に安全計画書を町に提出すれば、立ち入りを許可する-ことを提案したが、認められなかった。

 幹事会の出席者からは地滑りが起きる危険性や、範囲内で安全に作業するためのガス濃度の基準について、調査や精査が不十分との指摘があったという。


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