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富士通、壁破れず

スポーツ 神奈川新聞  2016年03月16日 02:00

優勝を逃し、浮かない表情の富士通・篠崎(11)ら =代々木第二体育館
優勝を逃し、浮かない表情の富士通・篠崎(11)ら =代々木第二体育館

 バスケットボール女子、Wリーグのプレーオフ決勝(5回戦制)は15日、東京・代々木第二体育館で第4戦が行われ、8季ぶりの優勝を目指した富士通(レギュラーシーズン2位)は66-75でJX-ENEOS(同1位)に敗れた。JX-ENEOSは8季連続19度目の優勝。

 富士通は第3クオーター以降、ゴール下での主導権を奪われて相手の間宮や193センチのエース渡嘉敷らを中心に得点を重ねられ、終盤の反撃も及ばなかった。


僅差だから悔しい」 スピードスター・篠崎

 44-56の最終第4クオーター。敗色漂う中にも富士通の篠崎は熱を発し続けた。左サイドを駆け上がったかと思えば、右サイドから一瞬でゴール下に切り込んでいく。

 だが、女王の壁は厚かった。3連敗で終わった1年前のファイナルよりも頂までの距離は縮まったようにも映るが、背番号11は「僅差だからこそ悔しい。向こうは戦い方を知っている」と悔しさをにじませた。

 万全の状態ではなかった。テーピングを巻いた左膝は、疲労から試合を重ねるごとに痛みが強まっていた。「足がほとんど動かなかったし、最後は記憶がほとんどない」。それでも、スピードスターは確かに真価を見せつけた。第4クオーターで6得点。最終盤まで女王を苦しめた。

 その無念の思いをぶつける場はまだある。3大会ぶりに出場権をつかんだリオデジャネイロ五輪。大舞台に立つため、代表候補として4月から新たな戦いに向かう。

 「絶対に代表に入りたい。そのためにもシュート率やオフェンスに絡んでいく力、ディフェンスで粘れる体力をつけていかないといけない」。敗戦の悔しさに篠崎の足は緩まず、むしろ加速していく。


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